公転周期が約70年のポン・ブルックス彗星が、夕方の北西方向に見えてきました。
最初に撮影したのは、2月27日 とても風の強い日でした。
星友から教えて頂いた泰阜村の場所に行きました。
北西の空は雲が多く、彗星を撮影開始して10分程度で雲に覆われてしまいました。

二回目は3月14日で、撮影場所はいつもの下条村です。
三日月に照らされて、明るさの残る夜空でしたが、午後8時頃まで撮影を続けることが
できました。
今回初めて 双眼鏡により彗星を確認することができました。
いよいよこれからが楽しの彗星です。

2024-2-27-p12

撮影日時 2024年2月27日 午後6時45分~55分
撮影場所 長野県泰阜村
TOA-130NS  with  RD  (698mm)
D810A (ISO2000)
60s x 10
EM-200 TEMMA3 Lodestar PHD2
画像はDXfにトレミング

2024-3-14-p12

撮影日時 2024年3月14日 午後7時18分~32分
撮影場所 長野県下条村
95EDPH with RD (413mm)
D810A(ISO3200)
30s x 26
EM-11 TEMMA2  no guide
画像はDXfにトレミング


おおぐま座の銀河 M81の単独での撮影は本当に久しぶりとなりました。
数年前にM82とのペアをDSLRで写していたのですが、今回はM81だけをモノクロCCD
を使って写しました。
1月にL画像を撮影し、2月にRGB画像を撮影しました。
画像処理は、PixInsightを使っていますが、この強力なソフトのお陰で期待していた
写真を得ることができました。
特に、BXTとNXTをL画像とRGB画像のそれぞれに適用することで、良い結果となっています。
また、最近加わった、Gradient Correction も処理に役立っています。

M81


撮影日: 2024年 1月16日、2月13日
撮影地: 長野県阿智村、下条村
Orion 25cm with Paracorr2 (F4.6)
SX-814(-30d)
L: 300s x 53
R: 600s x 12,  G: 600s x 12, B:600s x 14
All 1bin


3月~4月にかけては、久しぶりに彗星を見ることができそうなので楽しみにしています。
さて、2月末にRAT第69号が届きましたので、掲載します。
テーマはドラゴンとなっていましたので、聖書から竜について書かれている
ヨハネ黙示録の箇所を選びました。
また、天体写真は、竜が立ち上げっているようにも見える、IC2118としました。
聖書において竜は、悪魔と呼ばれていますが、IC2118は魔女の横顔にも見える
星雲ですから、地上と宇宙との不思議な結びつきに驚かせられました。

RAT-69-IC2118


次回のRATのテーマは、聖地です。実は、このテーマは私が提案したものです。
先ずは、聖書から聖地についてじっくりと調べてみたいと考えています。
そこから、天体に向かうことに致します。







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