先月から、4月6日を待っていました。
リニア彗星252P が 球状星団M14に大接近する日です。
阿智の浪合に明るいうちに到着して、設定を行いました。
望遠鏡は、ステラナビのデータからともかくTOA130と決めて、
他に持って行くことも考えたのですが、
昼間の仕事の疲れもあって、結局一台体制となりました。

彗星が上がってくるまで、系外銀河を撮影していたのですが、
夜半過ぎから雲が出てきてしまいました。
半分諦めていたのですが、それでも雲の量は少なく、2時頃から撮影を始めることができましたが、
しばらくは薄曇りの状態でした。
しかし、3時過ぎから快晴となり、薄明の開始まで、星空を楽しむことができました。
残念ながら双眼鏡を忘れたので、肉眼で見ることはできませんでしたが、
リニア彗星の青色のコマがM14にまで届くのではないかと思われるような
写りを見ることができました。

空の暗さに助けられて、フラット補正も決まり、処理も無理しないで行うことができました。


イメージ 1

2016年4月6日  3時39分35秒~

TOA130 with RD
D810A  ISO3200  300秒 x 3