クリスマスおめでとうございます。
12月に入って、天候も良く、何度か撮影に行くことが出来ています。
月が大きくなっているので、ナローバンドでの撮影を星見小屋で行いました。

その中で、馬頭星雲の南側の西方向にベールの様に広がる部分の微細構造を主に撮影の
対象としたものを紹介します。
Hα画像では、微細構造が良く出ても、カラー化するとその構造が見えなくなって
しまうことが多いので処理に注意しました。

画像処理は、最初、「SI」でSAO合成を3:1:3で行い、色具合を決め,
それをモノクロ化して、それに一致するようにA画像を処理してL画像としてLSAO合成し、
デジタル現像をしています。
さらに、L画像をデジタル現像し、先のLSAO画像と合成し、LLSAO画像としました。
次に、それを「PS」で、レベル調整でRGBピークが一致するようにして処理します。
そして、NIKを使いますが、モノクロ化して、微細構造を強め、カラー画像を加えて
HDR処理を行います。
この段階では、画像が荒れてしまっているので、Neat Imageで滑らかにし、
さらにSIに戻って、星像の調整をしています。
以上が、簡単な画像処理の手順ですが、実際には細かな処理を何度も繰り返して
行っています。

当初は、黄色だけと予想していたのですが、処理してみると
画面下から、赤、黄、黄緑、緑と虹のような色が見えて興味深いです。

イメージ 1

撮影日: 2016年12月17日、19日
TAKAHASHI TOA-130NS with RD
Starlight Xpress Trius SX-814
SⅡ Hα OⅢ:160 140 180 min (all 1bin)
EM-400 Guide Camera: Lodestar