7月に入り、悪天候のために全く撮影できていません。
梅雨の季節ですから、当然ですが。
そんなこともあって、6月に撮影していたM27を処理しました。
撮影は、星見小屋で行い、二晩をかけています。
初日は、HαとL画像を撮影しました。
二晩目は、RGB画像です。

処理の手順は、M57と同じで、最初にHαLL画像を作成しました。
この段階で、星雲周囲の赤色部分をはっきりと出します。

次に、HαRGB画像とL画像を合成します。
この画像では、星雲内部の色合いを決めます。

そして、最後にHαLL画像とLHαRGB画像を合成して
基本画像が完成です。

それから星雲の色合いの調整、星像の修正を行っています。

昨年は、OⅢ画像とHα画像を主体としましたが、
今回は、星雲内部の色合いを重視して、かつ周囲のガスの広がりも写し出すことを
目的に、HαRGB画像主体としました。


イメージ 1

撮影日  2017年6月4日、22日
μ250CRS with RD
SX-814 (-20℃)
Ha: 30m x 8
L: 10m x 6
R: 15m x 6
G: 15m x 5
B: 15m x 7
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