今年も挑戦してみました Sh2-240 。
淡くて大きな超新星残骸のフィラメント構造に取りつかれています。
昨年は、南半分と北半部に分けて撮影し、なんとか全体を捉えようとした
のですが、結局周辺の一部が欠けてしまいました。

そんな悔しさもあって、今年は、一枚で全体が収まるように、機材を調達して、
撮影へと向かいました。
望遠鏡の焦点距離の選択が難しく、最初288mmで撮影をしたのですが、
星雲そのものを捉えることを考えて、327mmとしました。

撮影場所は、健康の森で、風も弱く、雲の通過もなく、順調な撮影ができました。
最初は、Hα画像を撮影し、その後、望遠鏡を反転して、RGB画像を撮影しました。

この焦点距離では、星雲がぎりぎりに収まるので、構図を決めるのが難しく、
特に、淡いために、星雲の周辺部に注意をしなくてならず、1時間もかかってしまいました。
幸い、その苦労があって、星雲全体を見ることができています。

画像処理も難しく、特に、フィラメント構造を炙り出すことにばかりに注意がいってしまい、
星が上手く出ず、何度もやり直しました。

結局、Hα画像とR画像を加算して星を明瞭にしてL画像とし、HαRGB画像と合成しました。
この辺りで、今年は満足しておきます。


イメージ 1

撮影日時 2017年11月27日  22時00分~

FSQ85ED with RD
 EM-11   GT-40  Lodestar
QHY16200A
Hα: 900 x  12
RGB: 600  x  6
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