6月に遠征して、撮影していた画像を漸く仕上げることができました。
淡いので有名は、ケフェウス座のフライングバット星雲に内部にあるイカを
狙ってみました。
遠征地でOⅢフィルターにて2binの15分でもイカの姿が見えず、
30分でどうにか薄っすらと見えてくるほどの淡さには驚きました。
この淡さでは無理と考え、撮影を止めようかと思いましたが、
空の条件が非常に良かったので、結局撮影を行いました。
Hα画像も淡いのですが、こちらは1binの15分でフライングバット星雲の輪郭が
しっかりと写りました。
RGB画像は、当然ですが、全くイカの姿は写っていません。
遠征の初日はHαとOⅢ、二回目はRGBとOⅢ、三回目はHαを撮影して
これで6月は終わってしまいました。

画像処理は、Hα+R、OⅢ+G、OⅢ+B をRGB合成しています。
OⅢ画像でイカを炙り出す処理をしているために、非常に粗い画像と
なりました。 
さらにHα画像でも星雲内部をはっきりさせるために強めの処理をしているので
粗目の画像で、これらを合成しているために、処理に苦労しました。
色々と不満の残る画像ですが、ともかくイカが写ってくれたことで、
この辺りで良しとしました。


イメージ 1

撮影日時 2018年6月12日、21日、25日、
FS60CB with RD
SX-814 (-20T)
Hα: 900s x 16
OⅢ:  900s x  5、 1800s x 4
R: 600s x 4,  G: 600s x 4, B: 600s x 4