そろそろ春の銀河も終わりに近づいてきました。

先月から何度か撮影をしてきた、りゅう座のトリオ銀河ですが、漸く撮影データが揃いましたので
画像処理を行いました。
いつもの下條村で、4月にL画像だけは撮影できていたのですが、
5月に入ってから、RGB画像とHα画像の撮影となりました。

阿智村の高原でHα画像を撮影したのですが、風が強く、
その後撮影したRGB画像は使用できませんでした。

後日、再び下條村でRGB画像の撮影をしたのですが、透明度の良い空の下で雲の通過もなく、
ほぼ完璧な撮影ができました。

今回の件で、やはり長焦点は、山の上よりも平地のほうが風が弱く、気流も安定していて良い結果が得られることを再確認しました。

画像処理は、L画像にHα画像を加算しています。
RGB画像は撮影した各9枚、全てが使用できています。

写真右から、渦巻銀河 NGC5981、 楕円銀河 NGC5982、 棒渦巻銀河 NGC5985 となります。

これら、三つの銀河の違いが構造だけでなく、色の違いとしても分かります。


イメージ 1

2019年4月12日、 5月3日、5月7日
μ250CRS with RD
SX-814(-30T)
L: 600s x 21
RGB: 600s x 9 (2bin)
Hα: 300s x 12