撮影を10月から開始して、11月で終えることができた
ふたご座の超新星残骸(Supernova remnant)のくらげ星雲を漸く仕上げてみました。
以前、くらげ星雲から噴き出している星雲も含めて撮影していたので、
今回は、くらげ星雲の内部構造を写し出すこととしました。
撮影では、特に硫黄成分を重視して、SⅡフィルターの撮影時間を長くしています。

水素成分はたっぷりの対象ですが、酸素成分は乏しくAOO合成向きの対象ではないので、
硫黄成分に注目して、SAO合成によって処理しました。
その結果、くらげ星雲の頭部あたりの解像が良好となっています。
また、赤色付近の微妙な色の違いが分かります。

IC443-bulog

撮影日 2021年10月3日、5日、15日、11月2日
TOA103NS wth RD
SX-814(-20, -30)
Ha: 1200s x 10
SⅡ: 1200s x 15
OⅢ: 1200s x 11