中部地域も漸く梅雨明けとなりました。
梅雨の晴れ間に、Hα画像だけを撮影していたチューリップ星雲ですが、
梅雨明け宣言の出る前に、阿智に行って、SⅡとOⅢ画像を撮影することが
できました。
この星雲(sh2-101)は、今回、縦構図で撮影することにしました。
チューリップ星雲の広がりだけでなく、隣の縦に伸びる星雲や、
その間の暗黒帯を写し出すことが出来ればと期待しました。
処理は、最初にSAO合成にて行ったのですが、チューリップ星雲がカラフル過ぎて、
その割に隣の星雲が地味で、アンバランスな写りとなってしまいました。
次にAOO合成にSⅡ画像を加えたのですが、今度は、全体に赤色だけの
写りとなってしまいました。
そこで、SAO画像とAOO画像を加算平均して、仕上げてみました。
ブロードバンに近い色合いですが、チューリップ星雲内部の微妙な色の変化を
見ることができます。
撮影日: 2019年6月25日 、 7月24日
撮影場所: 阿智の星見小屋
TOA130NS with RD
SX-814 (-20d)
Hα: 1200s x 6, 900s x 4
SⅡ: 900s x 9
OⅢ: 900s x 8
コメント
コメント一覧 (2)
ナローでも組み合わせ変えると微妙な色合いで面白いですね。
ninzya1440
がしました