2015年11月

四国から長男が孫を連れてきてくれました。
名古屋に来てくれたのは1年ぶりでしょうか。

私の子供たちは、星見に興味がありませんが、
孫は望遠鏡に興味を持ってくれたようです。

望遠鏡で、月を見せたのですが、アイピースで見るよりも
ファインダーで見る月の方を喜んでいました。

持っているのは双眼鏡ですが、3歳の子供には
双眼鏡で月を見るのは難しかったようです。

久しぶりの快晴でしたが、風が強く、この後
撮影もせずに、撤収となりました。


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新月期ですが、天気が良くありません。
それで、僅かな晴れ間を狙って、日曜日の夜、阿智に行きました。
到着すると、曇り。それでも晴れる感じの雲の状態だったので、
暫くまって、11時過ぎから撮影開始。
最初、シーイングが悪かったのですが、安定しはじめて、12時を
過ぎるころには、良い状態となりました。

望遠鏡は、銀河用にミューロンに変え、フィルターもLRGBとしました。
撮影対象をどうするか悩み、結局、ペルセウス座の散光星雲としたのですが、
この星雲、初めての撮影なので、構図もよく分からず、ともかく、
ガイド星が見つかる位置としました。
オフアキでは、ガイド星を見つけるのに苦労します。

最初にL画像を12枚、次にRGB画像をワンセット6回に設定して撮影しました。
幸い、天気も安定し、順調に撮影が進んだのですが、最後のRGBセットで、
鏡筒とピラーが当たりそうになったので撮影を中止。
結局RGBは5回となりました。

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2015, 11, 15
μ250CRS with RD
 SX-814 (-30T)
L: 10mx12, RGB: 5mx5(2bin)

ぎょしゃ座の散光星雲IC410を先月撮影したのですが、
ようやく画像処理が出来上がってきました。
今回は、SAOそれぞれの撮影を一晩かけたので
全部で三晩をついやしました。
13時間は、たぶん、これまでの最長撮影時間でしょう。

撮影の目的は、二匹のおたまじゃくしを写し出すことでしたが、
その周囲のガスの広がりが大きく、どれだけ炙りだすかで悩みました。
また、ブロードバンドでは、赤い星雲ですが、
ナローバンドでは、青色(OⅢ)が主体となります。

その結果、中央の青色部分が水のように見えて、
おたまじゃくしが水の中を泳いでいるようで、なんとも魅力的な星雲です。

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Date: 11/10/2015
Location: Achi, Nagano, Japan
TOA130 with RD
SX-814 ( -20℃)
Hα:1200s x 13, OⅢ:1200s x 12, SⅡ:1200s x 14


ケフェウス座の散光星雲 NGC7380 を星ナビ12月号に掲載して頂きました。
ナローバンドによる初めてのSAO合成写真の投稿でしたが、
誌面において見ると、いろいろと考えることができます。

先ずは、今回はブロードバンドの写真との比較ができるように
同じ対象が2枚掲載されていることです。
左のページも同様の掲載があります。
読者が、深く理解できるように考慮されているのだと思いました。

また、ブロードバンドの画像は、通常のトゥルーカラーの画像
ナローバンドの画像は、擬似カラーの画像とコメントされており
参考になりました。
やはり、青色が引き付ける力をもっているようです。
ナローバンドの世界が少し分かってきたようなので、
さらに続けていきたいと思っています。

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秋晴れの素晴らしい天気が続いています。
紅葉も終わりに入っていますが、真赤な夕日を見たくなり
馬の背に出かけました。
いつもは、星の写真を撮る場所ですが、
このところ、夕日にも引かれるところがあります。

遠く、太平洋に沈むはずでしたが、低空に雲があって、
それは見ることができませんでしたが、
夕日の後の、星が出る前のなんとも言えない景色に感動しました。

この場所で、月が昇るまで、星を撮影することも考えたのですが、
星見小屋での星雲の撮影の方に心が傾いて、結局、星が見える前に帰りました。

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