2016年03月

リニア彗星が見えてきているということで、3月最後の遠征を決めました。
近くで、南が良く見えるところを考え、T農園としました。
夕方の雨で、湿度が高い状態、さらに雲が去ってくれませんので、夜半過ぎまで車の中で待機。
その後、GPVの予報通りの快晴となり、設定を行い、午前2時頃から、撮影を開始。
しかし、月の光の影響で、初めの写真には彗星のシミも写っていません。
高度が高くなる3時過ぎに漸く、シミのような点を発見。
周囲の恒星とは明らかに異なるモヤモヤがあるので、これがリニア彗星と判断して連続撮影開始。
ガイドは、恒星を用いて行いました。
霞もなく、4時過ぎまで撮影できました。

しかし、やはり、写りは大変に小さいです。
彗星の中心部が点として写っており、コマは青く広がっています。
多分、月の光がなければ、さらにコマの広がった彗星を見ることができたと思います。

イメージ 1

2016年3月29日
3時51分~ 
FSQ85ED with RD
D810A  ISO1600  
20秒 x 20 : 彗星核基準合成
面積で1/4程度のトレミングをしています。

3月は、これまでのところ遠征に行くことができたのは、1回だけでした。
他に星見小屋で1回撮影して合計で2回です。
それでも、それぞれに成果がありましたので、良かったと思います。
前回、星見小屋で撮影した黒眼銀河を投稿しましたので、
今回は、遠征地で撮影したしし座の銀河です。
3つの銀河で有名ですが、その中の一番淡い銀河で、その左から伸びている尾を
写すことと、銀河の内部を詳細に写すことを目的として撮影をしました。

撮影地の下條村は、北東が明るいので、南中以降に撮影するのが良いのですが、
夜半過ぎから月が上がる状況だったので、最初にL画像を撮影し、月の光の影響が
出るまで、RGB画像を連続して撮影しました。
幸い、風もなく、大気も安定しており、ほぼ予定通りの撮影ができました。

銀河の左から出ている尾は、やはり淡く、一枚画像では分からない状態です。
そのため、SIの処理からPSの処理に持ち込んで、NIKで細部を強調処理することで
ようやく見えてきました。
銀河の内部構造も、良く分かります。

イメージ 1

撮影時刻 2016年3月3日 21時36分
Orion 25㎝ F4.6 with Paracorr2
SX-814 (-30T)
L:  10m x 12  
R: 10m x 6,  G: 10m x 3,  B: 10m x 5
ALL 1bin

阿智に撮影に行く途中、峠で積雪となり、今季初めてスタッドレスタイヤの効果が発揮されました。
しかし、苦労して、星見小屋についてみると、晴れる気配はなく、仕方なく、その日は諦め、
翌日快晴を迎えることができました。
月が沈む夜半過ぎまで、ガイドニングのテストとピント調整を繰り返しました。
250CRSは、本年最初の使用となるのですが、光軸調整が完璧ではなく、フラット画像の同心円が片側に少しよっています。それでも、使用可能な程度まで調整できましたので、撮影に使用しました。

撮影対象をいくつか探したのですが、ガイド星が見つからないものもあり、結局 黒眼銀河としました。
これまで、何回か撮影していますが、どれも中途半端な写りであったので、今回は、眼の部分の微細構造と
周辺の淡い広がりを写し出すことを目的に撮影してみました。

予報では、朝4時過ぎから雲が出るとなっていたのですが、薄明になるまで雲はなく、撮影ができました。


イメージ 1

撮影時刻 2016年 3月16日 0時4分~
250CRS with RD  (1825mm)
SX-814 (-30℃)
L : 10m x 12
R: 10m x 6,  G: 10m x 4,  B: 10m x 7
ALL 1 bin 
Total 290m


東日本大震災から5年が経った日、被災した方々のことを思い、日中を過ごしていました。
そのことで、星関係で思いだすのは、震災を契機に星見から遠ざかれた方がおられることです。
そのような中で、私は、5年前のこの時期、土星の写真を撮っておりました。
今も、このように星を見ることのできる環境に生かされていることを感謝しながら、
これからも星見を続けていきたいと思っています。

前置きが、長くなってしまいましたが、昨日、今季初めての木星の撮影をしました。
時々、風が吹くなかでしたので、気流は安定していないだろうと思いながらも、
C9.25の光軸調整を久しぶりで真剣に行い、撮影に入りました。

しかし、結果は、期待に反して、実に木星が綺麗に見えて、感動しました。
左に、大赤斑、右には2個の衛星とそれらの影が見えて、実に
賑やかな木星面でありました。

イメージ 1
3月11日 22時35分 撮影
C9.25 with x2barlow lens
SKYRIS 132C
90s  1/91 70FPS  3000flames


これまでオフアキでのガイドカメラは、LODESTARを使っていましたが、

撮影対象によっては適当なガイド星が見つからず、撮影ができない場合がありました。
それで漸く、ガイドカメラを高感度のものに変えました。
LODESTAR X2 です。

これで、追尾精度も向上してくれればありがたいです。
先のカメラとは、ピント位置がどの程度ずれるのかを調べて見ます。
しかし、曇り空で、まだ星が見えて来ません。

イメージ 1

↑このページのトップヘ