リニア彗星が見えてきているということで、3月最後の遠征を決めました。
近くで、南が良く見えるところを考え、T農園としました。
夕方の雨で、湿度が高い状態、さらに雲が去ってくれませんので、夜半過ぎまで車の中で待機。
その後、GPVの予報通りの快晴となり、設定を行い、午前2時頃から、撮影を開始。
しかし、月の光の影響で、初めの写真には彗星のシミも写っていません。
高度が高くなる3時過ぎに漸く、シミのような点を発見。
周囲の恒星とは明らかに異なるモヤモヤがあるので、これがリニア彗星と判断して連続撮影開始。
ガイドは、恒星を用いて行いました。
霞もなく、4時過ぎまで撮影できました。
しかし、やはり、写りは大変に小さいです。
彗星の中心部が点として写っており、コマは青く広がっています。
多分、月の光がなければ、さらにコマの広がった彗星を見ることができたと思います。

2016年3月29日
3時51分~
FSQ85ED with RD
D810A ISO1600
20秒 x 20 : 彗星核基準合成
面積で1/4程度のトレミングをしています。