最近のコロナ禍のために、心が沈んでしまいがちですが、
手元にRATが届き、明るくなりました。
RAT-46のテーマは「飛行機」でこれと聖書、そして天体写真を
結び付けるのは、相当に苦労したのですが、突破口は、飛行機の翼にありました。
聖書には、神の翼や天使の翼に関する言葉が多いので、飛行機の翼から
話を展開し、神の翼に触れ、そこから、トールの兜の両脇から出ている翼へと進み、
漸く、トールの兜星雲にたどり着いた訳です。
トールの兜星雲は、何度も撮影しているのですが、難しい対象で、いまだに
納得できた作品が仕上がっていません。
写真は、3年程前に撮影したものですが、構図的には気に入っている作品ですが
星像に難がありました。
次回のRATのテーマは、人生です。
これに関することは聖書の中に溢れていますから、
じっくりと取り組んでいきたいと考えています。
2020年04月
おおぐま座の回転花火銀河 M101
春の銀河、今季最後は、大きな渦巻銀河M101となりました。
銀河の腕の部分にあるHⅡ領域を捉えることを目標に、
Hαフィルターにより、3時間弱の撮影を行いました。
月灯りがあって、ブロードバンド撮影ができな状況でしたので、
たっぷりと時間をかけることできた訳です。
後日、L画像を6時間、さらに日を改め、RGB画像を3時間弱撮影して
処理を行いました。
Haのデータを強調しすぎるとカラーバランスが崩れてしまう危険性があるので、
ほどほどにR画像に加算して、自然な感じで処理してみました。
その効果があったようで、HⅡ領域をしっかり写し出すことができました。

撮影日: 2020年4月2日、14日、21日
Orion 25cm F4 with paracorr2
SX-814(-30d)
L: 300s x 60, 60s x 60
Ha: 600sx 16 (2bin)
RGB: 各300s x 10 (2bin)
銀河の腕の部分にあるHⅡ領域を捉えることを目標に、
Hαフィルターにより、3時間弱の撮影を行いました。
月灯りがあって、ブロードバンド撮影ができな状況でしたので、
たっぷりと時間をかけることできた訳です。
後日、L画像を6時間、さらに日を改め、RGB画像を3時間弱撮影して
処理を行いました。
Haのデータを強調しすぎるとカラーバランスが崩れてしまう危険性があるので、
ほどほどにR画像に加算して、自然な感じで処理してみました。
その効果があったようで、HⅡ領域をしっかり写し出すことができました。

撮影日: 2020年4月2日、14日、21日
Orion 25cm F4 with paracorr2
SX-814(-30d)
L: 300s x 60, 60s x 60
Ha: 600sx 16 (2bin)
RGB: 各300s x 10 (2bin)
3月18日のアトラス彗星
既に、分裂をした写真が公開されているアトラス彗星(C/2019Y4)ですが、
肉眼彗星への期待があった一月前に撮影したアトラス彗星を漸く処理しました。
明るくなるのはこれからという時でしたが、北天の銀河M81とM82に接近した
アトラス彗星を捉えてみました。
分子雲と彗星の両方を写し出すのは、初めてで、試行錯誤してどうにか
両者が分かる程度に仕上げてみました。
そのころは、さらに明るくなることを期待していましたが、
今となると貴重な写真となってしまいました。
恒星基準で合成しているので、彗星は少し動いて写っています。

撮影日 2020年3月18日
長野県下條村ひさわ地区
FSQ85ED with RD
D810A ISO3200
240s x 20
肉眼彗星への期待があった一月前に撮影したアトラス彗星を漸く処理しました。
明るくなるのはこれからという時でしたが、北天の銀河M81とM82に接近した
アトラス彗星を捉えてみました。
分子雲と彗星の両方を写し出すのは、初めてで、試行錯誤してどうにか
両者が分かる程度に仕上げてみました。
そのころは、さらに明るくなることを期待していましたが、
今となると貴重な写真となってしまいました。
恒星基準で合成しているので、彗星は少し動いて写っています。

撮影日 2020年3月18日
長野県下條村ひさわ地区
FSQ85ED with RD
D810A ISO3200
240s x 20
M51 りょうけん座の渦巻銀河
先月は、ひたすらM51子持ち銀河(NGC5194, NGC5195) を撮影していたように思います。
二つの銀河の衝突している様子を詳細に写し出すこを期待して、L画像を100枚撮影することを
目標にしたのですが、どうにか達成することができました。
その効果があったようで、銀河の腕の周囲に広がる淡い部分も良く見えています。
また、大きな方の銀河NGC5194の星形成領域を水素輝線の画像をR画像に加える
ことにより、捉えることができました。

撮影日: 2020年3月16日、18日、26日
撮影場所: 下條村ひさわ地区
Orion 25cm F4 with paracorr2
SX-814(-30d)
L: 300s x 101
Ha: 600sx 14 (2bin)
RGB: 各300s x 12 (2bin)
二つの銀河の衝突している様子を詳細に写し出すこを期待して、L画像を100枚撮影することを
目標にしたのですが、どうにか達成することができました。
その効果があったようで、銀河の腕の周囲に広がる淡い部分も良く見えています。
また、大きな方の銀河NGC5194の星形成領域を水素輝線の画像をR画像に加える
ことにより、捉えることができました。

撮影日: 2020年3月16日、18日、26日
撮影場所: 下條村ひさわ地区
Orion 25cm F4 with paracorr2
SX-814(-30d)
L: 300s x 101
Ha: 600sx 14 (2bin)
RGB: 各300s x 12 (2bin)
星ナビ 2020年5月号 掲載
星友、のんたさんの作品が表紙を飾る記念すべき星ナビ5月号に
私の作品も掲載して頂きました。
新型コロナウイルスで暗い話題が続いている中、明るい出来事で
のんたさんのお祝をしたいのですが、このご時世、控えたほうが良さそうです。
さて、今回は、2作品を送っていたのですが、本命のメデューサ星雲が
採用されました。
正月から撮影を始めて、延べ3日をかけて撮影した対象でしたので、
落選したら相当ショックだろうと思っていたのですが、幸いそのショックを
味わうことはなくなりました。
メデューサ星雲は、わたしの好きな星雲の一つで2012年から撮影始めて
これまで3回作品を送っていますが、漸く入選となりました。
最初はRRGB画像でしたが、その後、撮影技術も向上し8年前には
想像することもできなかったナロー画像を得ることができるようになりました。
何度も落選しながら、めげずに投稿を続けた結果であることを思いながら眺めています。
コメントは天文学的なことにまで触れられており、今後の撮影の示唆を与えられました。
星ナビに投稿した写真を掲載します。

私の作品も掲載して頂きました。
新型コロナウイルスで暗い話題が続いている中、明るい出来事で
のんたさんのお祝をしたいのですが、このご時世、控えたほうが良さそうです。
さて、今回は、2作品を送っていたのですが、本命のメデューサ星雲が
採用されました。
正月から撮影を始めて、延べ3日をかけて撮影した対象でしたので、
落選したら相当ショックだろうと思っていたのですが、幸いそのショックを
味わうことはなくなりました。
メデューサ星雲は、わたしの好きな星雲の一つで2012年から撮影始めて
これまで3回作品を送っていますが、漸く入選となりました。
最初はRRGB画像でしたが、その後、撮影技術も向上し8年前には
想像することもできなかったナロー画像を得ることができるようになりました。
何度も落選しながら、めげずに投稿を続けた結果であることを思いながら眺めています。
コメントは天文学的なことにまで触れられており、今後の撮影の示唆を与えられました。
星ナビに投稿した写真を掲載します。
