2022年07月

先週の遠征にて撮影した対象の2作目となります。
さそり座の散光星雲NGC6334です。
出目金星雲の名前もありますが、猫好きのわたしは猫の肉球の方を選びました。
昨年、Hαだけが撮影できていたので、今年こそはOⅢを撮影したいと待ち続け
漸く撮影することができました。

南の低空のために、星像が良くありません。
AOO合成にて処理をしましたが、赤一色で面白みがない
作品となってしまいました。
この対象は縦構図で、写野を広げて、SⅡも加えて
SAO合成で処理をしたいものです。

6334-AO-AOO-L-ps-nik-si-ps_g-rgb-ps-si-ps

撮影日 2022年6月29日
撮影地 長野県阿智村浪合
ORION 250cm  with Paracorr2
SX-814 (-20d)
Hα:  900s x 12
OⅢ: 900s x 10


猛暑の中を逃れるよう遠征してきました。
遠征地は標高千メートルですが、それでも夕方の気温が25度。
冷却CCDカメラが冷えてくれるかどうか、心配な気温です。
それでも、撮影開始の9時頃には20度以下となり、
マイナス20度の設定値に達してくれました。

撮影対象は、はくちょう座のデネブの傍にある散光星雲Sh2-112としました。
初めての撮影対象で、SAO合成向きかなと思い選びました。
撮影は二晩に及び、3フィルターナローバンドで行いました。

風はなく、雲の通過もなく、夜露があった程度の条件で撮影画像の
ほとんどを使用することができています。
画像処理は、SAO合成では星雲全体が緑色を帯びてしまい、
AOO合成では赤一色で、SOO合成では中心部の青色は出るのですが、
星雲周辺が消えてしまいます。
それで、RをSAとしてSAOO合成にて仕上げてみました。

112-SA-O-RD-SA-O-ORD2-ps_b-rgb-nik-si-ps

撮影日 2022年6月29日、30日
撮影地 長野県阿智村浪合
ORION250 with Paracorr2
SX-814 (-20d)
SⅡ:  900s x 10
Hα:   900s x 10
OⅢ: 900s x 10





梅雨明けの早さに驚き、猛暑でへばっております。
天文ライフから遠ざかってしまいそうな状況ですが、
雑誌RATが届きましたので、天文への気持ちを高めたいと思います。

さて、今回のRAT59のテーマは「食べ物」、天体で真っ先に浮かんだのが
NGC3628 ハンバーガー銀河です。
5月の連休中に撮影した画像を使いました。
聖書は主の祈りの箇所から、日用の糧について触れました。
どうしてもウクライナでの出来事が心にあるようです。

次回RAT60のテーマは「敵」、聖書には敵についての事柄が
溢れていますが、天体は選ぶのが難しいです。
楽しみながら考えてみます。

RAT-59-NGC3628


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