カテゴリ: 星雲・銀河

本年は天候の良い中での連休期間となりました。

それでも相変わらず仕事が多く、何とか時間のとれた2日ほど
撮影に出かけました。 
空の様子は霞のためか低空の透明度がいまいちで、
今回は南低空の星雲の撮影は諦めました。
本命の星雲を狙う前に撮影したしし座の銀河NGC3628から掲載します。
午後9時台は街の灯りで良い写りは期待できないのですが、
撮影テストも兼ねて初日にL画像、二日目にRGB画像を撮影しました。

初日は阿智村の星見小屋、二日目は遠征をして浪合となりました。
星見小屋の撮影は順調で撮影画像の全てを使用しています。
一方 浪合は薄雲の通過が激しく、撮影画像の70%程度の使用となりました。
The Hamburger Galaxy という名前が気に入っている銀河ですが、
もう少し大きく撮影をしても良かったかなと思います。


3628-L-37C-R-D-W-SS-ps-nikpssi-lrgb-2ps-si2

撮影日 2022年5月3日、4日
Orion 250  with Paracorr2
SX-814(-30d)

L: 300s x 37
RGB: 300s x 8 (2bin)

3月から4月にかけて、星見小屋でりょうけん座の渦巻銀河を撮影しました。
かなり前になりますが、撮影をしたことのある銀河で、銀河の内部構造は良く写る
印象がありました。
今回は、銀河周辺のハローとスターバーストを起こしている銀河中心部に狙いを
定めて撮影を行いました。
初回は、L画像をしっかりと撮影して銀河周辺のハローを写し出すことを目的と
して臨んだのですが、春の空のためか透明度がいまいちでした。
二回目は、RGB各フィルターに加えてIR640フィルターを使用して撮影を
しましたが、雨上がりの空で、透明度が良かったことは幸いでした。

画像処理では、R画像にIR画像を加えてみたのですが、期待していた以上に
銀河内部がカラフルに写しだされ、特にスターバーストを起こしている付近は
赤色が主体となっています。

銀河周辺のハローは、銀河北側に広く分布しているのが分かります。

WHA-LRIRGB-D-WS-S-ps-si-pstss-s-ps-ps-si-ps-jp

撮影日 3月27日、 4月4日
Orion 250  with Paracorr 2
SX-814(-30d)

L: 600s x 33
IR: 300s x 12 (2bin)
R: 300s x 12 (2bin)
G: 300s x 15(2bin)
B: 300s x 16(2bin)



2月に撮影した画像が漸く処理できました。
撮影場所は星見小屋ですが、最近は街の灯りの影響で午後11時過ぎでないと
光害の影響を受けてしまいます。
そこで、午後11時前はISOを落として撮影し、それ以後は上げてISOを上げて
撮影しています。
風もなく、透明度も良く、雲の通過もなかったので、予定通り撮影ができ、
撮影した画像の全てが使用できています。

機材は、ビクセンのRED200SSで、本年2回めの使用となり、機材の癖が
分かってきたようです。

4時間の連続撮影の効果があり、銀河周辺の淡い部分も写ってくれました。


8659-40C-RT2-D2-ps-si_r-rgb-si2

撮影日 2022年2月27日 午後10時~
R200SS with EXPH
D810  ISO2500,  3200
360s x 40

2月の天文活動は、春の銀河の撮影に集中していました。
先に、20cm鏡筒で撮影したマルカリアンチェーンを掲載しましたが、
その時から25cm鏡筒で撮影を始めたM94の画像が漸く出来上がりました。
延べ三晩をかけて撮影することとなりました。
初回は、L画像をたっぷり撮影し、二回目はRGB画像を時間をかけて撮影、
そして最後は比較的露光時間を短くしてLRGB画像を撮影しました。
三晩ともシーイングが良く、風も弱かったので、
撮影を行ったすべての画像を使用することができたのは幸いでした。

淡い外側のリングは長時間露光したLRGB画像を使用し、明るい中心核は
露光時間の短いLRGB画像を加算しています。
その結果、外側のリングを明瞭に写し出すことができました。
また、中心核にあるスターバーストリングは青から赤色の輪として
存在が示されています。
さらに、その内側にも渦巻き構造が分かります。


M94-L60-L39-2RGB-si-ps2-bm-ps-sijp



2022年 2月8日、24日、27日
長野県阿智村で撮影
Orion 250 with Paracorr2
SX-814(-30d)
L: 300s x60. 180s x39. 30s x30
R: 300s x12(2bin). 180s x20
G: 300s x12(2bin). 180s x20
B: 300s x12(2bin). 180s x30



2月に入り、天気の良い日を狙って阿智村に行きました。
星見小屋なので2台体制ができるのは有難いことです。
しかし、小屋は狭いので、EM400専用となり、
もう一台の赤道儀は小屋の外となります。
今回は、小屋の外に設置したEM200からの撮影画像です。
赤の名機R200SSですが、なかなか出番がなく、これといった作品も
仕上がっていなので、思い切って使用してみました。

おとめ座のマルカリアンチェーンの西部、M84からNGC4435辺りを対象にしました。
5時間コースで撮影をしたのですが、途中で薄雲の通過があったようで、
写りの良くない画像を除き、3時間分で処理を行いました。
写真を見ると改めてレンズ状銀河M86の広がりに圧倒されます。

8410-30C-KH-R-D-ps-vzjp2si

 撮影日 2022年2月8日~9日
 R200SS with EXPH
   D810A  ISO2000
   360s x 30
 

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