カテゴリ: 星雲・銀河

7月に入って、本格的な梅雨の豪雨となっています。
今後の各地での災害発生が心配です。
さて、6月末、梅雨の晴れ間に撮影に行くことができました。
当日の予報では、午後8時から快晴のはずでしたが、10時を過ぎても
雲の通過が激しく、11時から漸く撮影ができました。
日中の仕事の疲れで、12時前には寝てしまい、起きたのが5時、
3時までの撮影は予定通り終了しており、ほっとしました。

今回は3年前に撮影したM27のデータにOⅢデータを加えるためのものでしたが
ほぼ予定していたデータを得ることができました。

処理方法は、HαとOⅢデータからそれぞれに処理を行い、特に、星雲周辺の淡い広がりを
炙り出してから、AOO合成しました。
星雲本体は、前回のLRGBデータを使用しています。
OⅢデータが加わると、あれい状星雲に翼が付いた様に見えます。


M27-RGB-AOO-10-ps_r-rgb-nik-si-ps-si-ps3-vz

撮影日  2018年6月28日
撮影地  阿智村星見小屋
μ250CRS with RD
SX-814 (-20℃)
Ha: 30m x 8、 OⅢ: 30m x 7
L: 10m x 6
R: 15m x 6
G: 15m x 5
B: 15m x 7
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6月に入り、梅雨の中ですが、晴れ間に長野まで遠征をすることができました。
本年最初のTOA130を使用して、白鳥座のプロペラ星雲を撮影しました。

初日は、月の明かりが強く、心配したのですが、Hα画像は詳細な写りで問題ありませんでした。

二日目は、月は小さいものの、雲の通過が激しく、写りの悪いSⅡ画像が何枚かありましたが、
ほぼ期待した枚数を得ることができました。

三日目は、月の明かりはなく、快晴の中、良好なOⅢ画像を予定通り得ることができました。

プロペラ星雲は、水素輝線が最も強く、次に硫黄輝線で、酸素輝線は大変に弱いですが、
OⅢ画像を慎重に処理するとその分布が見えてきます。

SAO合成にて処理をしていますが、カラーシフトを丁寧に行うことによって、
SⅡ画像から薄い赤色を写し出すことができました。

111-A10D-S10A10O14-D3-ps_g-rgb-nik-si2pssi

撮影日   2020年6月8日、15日、16日
撮影場所  長野県 阿智村 星見小屋
TOA130NS with RD
SX-814(-20d)
Hα: 1200s x 10
SⅡ: 1200s x 10
OⅢ: 1200s x 14

5月の下旬に撮影をしていた対象ですが、
その後、ダークデータを得て、ようやく画像処理となりました。
Hαは月明かりの下での撮影、SⅡとOⅢは月が出ていない時間帯にて
撮影を行うことができています。
以前、クレセント星雲だけを対象に撮影をしましたので、今回は、
クレセント星雲周辺を写し出すことを目的としました。

SⅡのデータも得ることが出来ているので、ハッブルパレット処理も考えたのですが、
最終的には、より自然な写りとなるように、SA-AO-O合成にて処理を行いました。

OⅢの写りが良かったので、クレセント星雲の青色もしっかりと見えています。


6888-SAD-SAAOOD-ps-nik-si-ps-si-s

撮影日 2020年 5月28日、29日
撮影地 長野県下條村

FSQ-85ED with RD

SX-46 (-20d)
Hα   10min x 14
SⅡ  15min x 8
OⅢ 15min x 9
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緊急事態宣言が解除され、漸く天気も良くなり、2日間 長野に遠征に行くことができました。
初日は、朝、快晴の予報でしたが、現地に夕方着くと曇りとなり、日付が変わるころに
漸く晴れ、しかし、その後も薄雲の通過となりました。
しかし、現地では、Kさんと一緒で、お話をすることができ楽しい一夜でした。

翌日も同じ場所で、朝まで快晴となり、薄雲の通過もなく、十分な撮影ができました。
2台体制でしたので、最初に、長焦点で撮影したM17オメガ星雲の中心部を掲載します。

M17の中心部は非常に輝度が高いので、オメガ星雲全体を写すと白飛びしてしまうところです。
そこで、あえて長焦点で中心部を撮影してみることにしました。
望遠鏡のF値が7.2と暗いのですが、ナローフィルターを使い、
Hαは15分間、OⅢは20分間、SⅡは20~30分間として撮影しました。

画像処理は、SAーAOーO合成としました。
ハップルパレットのSーAーO合成は、全体に黄緑色となり単調な画像となってしまうので
ブロードバンドに近いAーOーO合成を選び、それにSを加えました。
その結果、中心部を青色で、周辺部を赤紫色で表現することが可能となりました。
Hαを暗い望遠鏡にしては、比較的短時間で撮影したので、中心部を色飛びさせることなく、
写し出すことができました。


M17-SAD-SAAOOD-HOSHINABI-jp




撮影日: 2020年5月28日・29日
撮影地: 長野県下條村ひさわ地区

タカハシ μ250CRS with RD
SX-814(-20d)
SⅡ:  1800s x 6, 1200s x 6
Hα:  900s x 12,  120s x 12
OⅢ:  1200s x 10




連休が明けて、緊急事態宣言が解除され、そろそろ遠征をしたいと思っていますが、
今度は天気が良くありません。
それで、昨年撮影した北アメリカ星雲~ペリカン星雲周辺の画像を再処理して
みました。
前回は、SAO合成でしたが、広範囲の画像はどうも不自然なものとなってしまいました。
さらにAOO合成もしていたのですが、こちらは赤い一色で面白みがありません。

そこで、今回は、AOO合成にSを加えて処理を行いました。
画像の合成は、SI8 にてR=S50% +A50%, G= A20%+O80%,  B=O100%としてRGB合成し、
デジタル現像、RをL画像としてデジタル現像、そしてLRGBで仕上げています。
それをPSC6にてレベル調整、彩度調整して、NIK にてHDR処理をしました。

自然な色合いの中に、微細構造を表現することが出来たのではないかと思います。

N7000-SA-SA-AO-O-RD-ps-nik-si-ps-si



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