カテゴリ: 星空

随分と時が過ぎてしまいましたが、これで皆既月食の報告の最後となります。
これまで2回は、天体望遠鏡を使っての月の写真でしたが、
カメラレンズによる皆既月食中の星空も撮影していました。

昨年の部分月食も近くのプレアデス星団と合わせて撮影したのですが、
今回は皆既月食ということで、時間も長く空も暗いので期待していました。
但し、今回は昨年よりも両者が離れているので105mmのカメラレンズを使用しました。
月が暗いために、プレアデス星団も良く写ってくれました。

最後は、皆既月食中の星空と撮影地です。


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11月8日 20時16分~
SIGMA 105mm F1.4 DG HSM   F2.8
D750   ISO4000
8秒6枚 1/10秒 6枚 

DSC_3307ps
 
 11月8日 20時01分
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED   24mm f/2.8
D750 ISO4000
5秒




今年は5月の皆既月食が雲のために十分に撮影することが出来なかったので
11月の月食を期待していました。
予報では長野県南部は晴れだったのですが、当日曇りの予報となり
遠征場所を決めるのに相当悩みました。
結局、天気予報に従い、晴れの木曽御岳と決めたのですが、
それが当たり、しっかりと部分月食を堪能することができました。
現地に到着するとすでに月が昇っていたのですが、雲の中、しかし
その雲は低空だけなので、期待して機材を設置し、完了したころには
三日月の月が見えていました。

午後6時3分が食の最大で、その頃にはプレアデス星団だけでなく、さらに
天頂には天の川も見えて、それが6時30分頃まで続いていました。
午後7時には三日月にまで回復したので、部分月食終了前に観測を終えました。

撮影時間も十分に確保できたので、処理する画像が多く、
なんとか処理できたものを掲載します。

DSC_1853pssgps7jp

撮影時刻 2021年11月19日 午後6時2分48秒
Nikon D750  ASA1600   3秒 x 1
85mm  F3.2  


best-1-8s6C-s

撮影時刻 2021年11月19日  午後6時3分47秒~、6分35秒~
Nikon D810A   ASA1600   1/6秒 x  8  8秒 x 6
200mm  F3.6

冬至の21日は、木星と土星の大接近が見られるということで期待をしていました。
特に、聖書のイエス誕生物語に登場してくるベツレヘムの星は、木星と土星の会合で
あったという説もあるので、星と聖書をテーマに天体写真を撮り続けている私にとって、
特別な思い入れもありました。

但し、私は聖書を科学の本として読む立場ではありませんので、ベツレヘムの星が
本当はなんであったのか、その信憑性はあるのかということについて言及は致しません。
聖書を教会の信仰の書物として解釈する立場におります。

さて、当日は、良い天候で、星友から教えて頂いた飯田市の某所に出かけました。
午後4時に現地に着き、4時半過ぎには木星が見えてきました。
5時から本格的に撮影を始めて、7時前に山脈に沈んでいくところまでしっかりと見ることができました。

本年最後に、記念すべき天体現象を十分に見ることができ、感謝でした。

DSC_1299ps2


DSC_1334pssis


DSC_6663sis



最近は、星雲を撮影することが多く、星空を撮影する機会がほとんどありません。

遠征地では綺麗な星空を見ることが多く、もっと星空の写真を撮る機会を持ちたと思っていました。
そこで、久々にノーマルカメラを手に入れて星空を写してきました。

しかし、やはり星雲の処理に時間をかけているので、星空の写真のことを忘れてしまい、
漸く、アップいたします。

阿智村の峠から、薄明開始前に撮影した天の川と黄道光です。
当日は、久しぶりで濃い天の川を見ることのできた夜でした。

DSC_0153_00001-ps2s

撮影日時  2019年9月10日  3時55分
D750   ISO6400   25S
14-24mm  f/2.8   14mm


8月に入り、天気が安定しません。
どうも、梅雨明けのこの時期は遠征は難しいようです。
しかし、やはりペルセウス座の流星群を眺めたくなり、
晴れの予報となっていた茶臼山に出かけました。
長野県側の茶臼山湖に午後5時に到着、
月は見えるものの雲が多め。
星が見え始めて、望遠鏡に極軸を決めてしばらく待機。
月の周辺と天頂付近は晴れており、M31銀河の撮影開始。

その後、東側も晴れてくるとともに、星見の自動車も増えてきたのですが、
午前1時頃から霧が発生、全く星が見えなくなり、集まっていた方々も帰られました。
ところが、午前2時頃から、風と共に霧が晴れて、極上の星空に急変。
月もそのころには沈み、銀河の撮影もできました。

ペルセウス座流星群の方は、3時前から頻繁に流れ初め、明るい流星も数個みることが
できました。
その中にあって、特に明るい流星を撮影することができたので掲載します。
黄道光と天の川、昇り始めたオリオン座、そして流星と贅沢な一枚となりました。

DSC_5169si-ps-si3s

撮影日 2019年8月13日 2時27分
14-24mmf/2.8G ED : 14mm f/2.8 
D810A   ISO6400  30s


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