おおぐま座の銀河と言えば 大型の渦巻銀河M101をあげることができますが、
このNGC3184はこじし座の傍にあって、淡く比較的小さな銀河です。
そのために、銀河だけをクローズアップして撮影しても良いのですが、
今回は周辺の恒星の色と銀河の色の対比を考えて恒星を加える構図としました。

撮影は始めにRGBフィルターを使用して行い、後日Lフィルターで行いました。
RGBフィルターで撮影中に、PCがフィルターホイールを検知できなくなるトラブルが発生して
苦労しました。

画像処理では、RGB画像とL画像とを合成すると、恒星の長く伸びた光条が
短くなってしまいました。
そこで、L画像を半分くらいの比率にして合成することで長い光条を写し出しています。
また、明るい恒星のために大きく生じたハローをマスク処理により抑えています。
このような処理によって、恒星の色と銀河の色の違いが明瞭に分かるようになりました。

NGC3184_LRGB_best_PS_SI_PS_PS

撮影日時  2026年1月20日  23時18分~、 1月25日
撮影場所 長野県阿智村伍和 星見小屋
Orion 250mm with Paracorr2
SX-814(-30d)
L: 240s x 50
R: 180s x 30,  G: 180s x 20,  180s x 40 (2bin)
EM-400 Temma2   Lodestar x2






おおぐま座の不規則銀河M82を昨年末から撮影していました。
スターバースト銀河とも呼ばれているように、銀河から水素ガスが吹き飛ばされています。
そこで、スーパーウィンドの様子を捉えるためにHαフィルターを使用して撮影を三晩行いました。
また、LRGBフィルターによる撮影は一晩をかけています。

画像処理は、最初にR画像にHα画像をスクリーン乗算してRとしRGB画像を作成。
次に、L画像にHα画像をスクリーン乗算してLとしLRGB画像を得て仕上げました。

さらに、Hα画像を撮影することも考えたのですが、ほぼ、期待していた写りとなったので
この辺りで終えることにします。

この写真を見ると、銀河から放出された水素ガスは、広い範囲で銀河の外側に
漂っている様子が分かります。


M82_L38HA39R15G15B15_PI_SI_PS_SI_PS_PS

撮影日時 2025年12月12日、12日30日、2026年1月8日、1月14日
撮影場所 長野県阿智村伍和 星見小屋
Orion 250mm with Paracorr2
SX-814(-30d)
L:   240s x 38
Ha: 900s x 39
RGB: 240s x 15 
ALL 1 bin 
EM-400 Temma2 PHD 








昨年末から撮影を行っていた馬頭星雲とその周辺の画像を掲載します。
2026年が午年ということで、撮影のモチベーションは上がっていたのですが、
その前に写しておきたい幾つかの天体があって、漸く撮影となりました。
年末の夜空には月が輝いていたので、先ずはHaから撮影し、年明けに
LRGBデータを取得しました。

画像処理においてHaデータをどのように扱うかで悩みました。
LとHaをスクリーン乗算してそれをL画像としてRGB画像と合成していますが
L100%ではRGB画像の色合いが大きく変わってしまうので、Lを30%程度にし
色合いを調整することで高解像度画像としています。
RにHaを加えることも行ってみましたが、RGB画像との違いは認められなかったので
Haを加えることはしていません。

ガスと塵の塊である馬頭星雲が、背景の赤いカーテン状の散光星雲(水素ガスからなる)によって
浮き上がって見える姿は迫力があります。
また、左下の反射星雲NGC2023とのコントラストも魅力的です。

IC434_L29H22_R18G14B16_1_CT_UM_NB_PS_SI_PS

撮影日時 2025年12月30日、2026年1月8日
撮影場所 長野県阿智村伍和 星見小屋
Orion 250mm with Paracorr2
SX-814(-30d)
L: 240s x 29
Ha: 600s x 22
R: 180s x 18, G: 180s x 14, B: 180s x16 (2bin)
EM-400 Temma2  PHD




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