10月は、初旬に2日間、撮影ができただけで、その他は、海外出張に時間がとられ、
帰国後、漸くその時の写真が処理でき上がってきました。
遠征初日は、あららぎ高原か、下條村かで悩んで、夕方雲の多い、
あららぎ高原を止めたのですが、これが大失敗でした。
下條村に着くと、快晴、しかし、それは9時までで、12時まで曇り、
その後、2時間程度晴れただけでした。
あららぎ高原に行った星友たちからの一晩中快晴でしたとの報告を受けてショック。
それでも、2時間分の撮影データが撮れただけでも良かったですが。
撮影対象は、ぎょしゃ座の大きくて淡い星雲としました。
淡すぎて、その広がりが不明瞭のために、構図を決めるのに1時間以上もかかってしまいました。
この日は、Hαの撮影で終了となりました。

翌日は、木曽の方が晴れる予報でしたので、思い切って、木曽御嶽に行きました。
王滝村から入り、撮影地は、スキー場の駐車場にしました。
到着して、11時頃までは快晴、その後曇り出して、昨日のことを思い出して嫌な気持ちになったのですが、
1時過ぎから朝まで晴れてくれました。
お蔭で、昨日の続きの撮影を終えることができました。

写真の丸みを帯びた惑星状星雲は、Sh2-216で、その左には、超新星残骸のSh2-221があります。
その上の明るく小さな星雲は、Sh2-217となります。
淡い星雲たちですが、全て2binで撮影した効果があったようで、期待以上に良く写ってくれました。

イメージ 1

撮影日 2018年10月8日~9日 

BORG 71FL +7872
EM-11 Lordstar
QHY16200A
Hα:  600 x  21
OⅢ:  900  x  8
ALL 2bin