2012年11月

満月前日の月と木星が並んで見えていました。
透明度は良好でしたが、大気が安定せず、南中前だけが比較的安定していました。
南中過ぎからは、大赤斑が見えてきましたが、益々不安定となりました。
ですの、南中前の衛星イオが木星本体に近づいたところだけを掲載します。
 
イメージ 1
撮影時刻 2012年11月27日午後11時21分50秒
露出90秒  30fps  1/85  2000frame
セレストロン C9.25  2350mm
ビクセン SXD
DFK21AU04
2.0 x balllow

キャノンのカメラ専用ですが、大変に便利な撮影支援ソフトを紹介します。
Backyard EOS
 
 
 
CDS-600D カメラ購入時に導入したのですが、他の機種 EOS60Dでも
まったく問題なく使用できています。
 
現在のところ使ってみて、デジカメ本体で操作するよりも良い点をあげます。
 
1.ピント合わせ
 ピントの最良点が画像とともに数値で示されますので安心できます。
 これまでデジカメの画像からチェックしていて、どうしても不安が残っていましたがこれで
 解消されました。
 
2.露出時間、撮影枚数の変更
 露出時間1秒~、 撮影枚数1枚~ 簡単に設定できます。
 リモコンでの設定は、一度設定すると変えるのが面倒でしたが、それがありません。
 
3.撮影画像のチェック
  撮影された画像が一枚だけでなく、前のものも画面の下に表示されるので一連の
  撮影画像のチェックが簡単にできます。
 
4.カメラ本体に触る必要がない
  当然のことですが、ISOとF値を決めてしまえば、後はパソコンからの指令ですので
  カメラに触れることが無くなり、安定した追尾ができます。
 
5.PC本体への記憶
  PCのメモリに直接記憶させるので、カメラのメモリーカードが不要となり、
  飛躍的に大量のデータを保存できます。
 
問題点
1.カメラ温度の表示
  CDS-600Dの場合は、本体の冷却温度を適切に表示しますが、他の冷却カメラ
  EOS60D(SEO-SP3)を接続した場合、正しい値は表示されません。
 
2.RAWデータの変換注意点
  ステライメージ6.5でRAWデータを画像処理する場合、ソフトのセッティングを変える必要があります。
  一カ所を変えるだけですので簡単ですが、これをしておかないと、撮影したRAWデータが無駄になります。
 
以上が、これまで使用したところの私の感想です。
また、他にも、良いソフトをご存知でしたら教えてください。
 
 

天気予報を信じて、夜の星見は諦めていたのですが、夜11時に外に出て見ると月が輝いています。
早速、木星の撮影を行いました。
時々、雲が通過して、昨日よりも悪い状況でしたが、幸いに大赤斑を捉えることができました。
大赤斑を見ると、木星を見たと感じ、安心できます。
写真はいまいちですが、久しぶりに大赤斑を写すことができたので、満足して寝ることにします。
 
イメージ 1
撮影時刻 2012年11月26日午前0時0分32秒
露出90秒  30fps  1/85  2000frame
セレストロン C9.25  2350mm
ビクセン SXD
DFK21AU04
2.0 x balllow

久しぶりで木星の撮影ができました。
快晴でしたが、風が多少あり、大気の揺れもみられベストコンディションではありませんでしたが
良く写ってくれました。
今回は、2.5倍のパワーメイトを使っています。
エウロパが右下に見えています。
 
イメージ 1
撮影時刻 2012年11月24日午後11時52分45秒
露出90秒  30fps  1/85  2000frame
セレストロン C9.25  2350mm
ビクセン SXD
DFK21AU04
2.5×powermate

すばるが撮影できるまで、本年2度目となる、さんかく座の銀河M33を撮影しました。
今回はカメラ60Dで、この時間帯では周辺が明るいので光害カットフィルターなるものを使用しました。
2時間で12枚を撮影する予定でしたが、途中から雲が襲来し、8枚となりました。
また、それ以後は、雲のため、撮影ができませんでした。
派手さはありませんが、細部まできちんと写っていると思います。
すばるときりん座の銀河の撮影も、しばらくはお預けとなります。
 
イメージ 1
 
撮影開始時刻 2012年11月18日 午後8時49分~
TOA130(750mm)
EOS-60D(-20℃、ISO1600、P2フィルター)
10分 x 8
 
 

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