2013年05月

しらびそ高原で撮影していたパンスターズ彗星の一枚画像を先にアップしていました。
今回は、10枚程度撮影したものの中から、月明かりの影響を受けていない6枚を選び合成しました。
合成は彗星核に合わせていますが、核自体が大きいので、核の左端を基準としています。
一枚画像に比べて尾の範囲が広がり、アンチテイルの周辺にも広がっているのが分かります。
 
イメージ 1
 
撮影時刻  5月22日 午前2時13分~
TOA130(698mm)
SEO-SP3 60D (ISO:1600)
300s x 6 : 1800s
 
イメージ 2
 
レモン彗星は、トラぶっている間に撮影時間が足りなくなり、3枚合成の15分となりました。
撮影条件はパンスターズ彗星と同じです。
先の1枚ものとくらべて、画像がなめらかになっております。

5月に入って、天気の良い時は遠征に出かけていて土星の写真を撮ることができていませんでした。
ようやく、23日と24日に土星を撮影しましたが、23日は特にシーイングが悪くアップできる
状態ではありません。
24日は、それでもシーイングは落ち着いていましたが、土星が止まって見えるほど良くはありませんでした。
苦労して画像処理をしましたのでアップ致します。
 
イメージ 1
撮影開始時刻 2013年5月24日 午後9時57分~
C9.25 (2350mm) ,  SXD
L画像: DMK21AU04 x2.5(TeleVue)
露出150秒  30fps  1/34 3000frame
RGB画像: DFK21AU618 x2(Takahashi)
露出150秒  15fps  1/22 1500frame

しらびそ高原での彗星の撮影画像、最後に50mmカメラレンズで撮影した写真をアップします。
今回は天体望遠鏡の隣で、GP2赤道儀によって、撮影を行いました。
カメラはD90、ISO800で 露出時間はすべて5分です。
 
最初は パンスターズ彗星です。
彗星の左に北極星ポラリスが、右にケフェウス座のエライが見えます。
アンチテイルの長さは10度程度あるようです。
 
イメージ 3
 
 
レモン彗星とアンドロメダ銀河を写してみました。
写真の右中程に小さく青く見えるのがレモン彗星です。
空が明るくなりはじめていて、ガブリ補正がいまいちです。
 
 
イメージ 2
 
 
当日は天の川も綺麗に見えていましたので、彗星撮影と同じ条件で白鳥座付近を撮影しました。
 
イメージ 1
 
 
 

5月22日のほぼ同じ時刻に撮影したパンスターズ彗星とレモン彗星を同じ向きで並べてみました。
 
パンスターズ彗星からは太陽方向(下側)にアンチテイルが見えています。
一方、レモン彗星からは太陽と反対方向にイオンテイルが見えています。
 
夜空での二つの彗星の協演を楽しんでください。
 
イメージ 1

パンスターズ彗星とレモン彗星を追いかけて、しらびそ高原まで行きました。
月が明るくなってきているので、今月最後のチャンスと考えて、仕事の合間に出かけました。
しらびそ高原には午後10時に到着、月は午前2時に沈むので明るくなる3時までの約1時間が勝負です。
さすが標高1918mのしらび高原です。月が出ているのに、天の川が見えております。
そこで1時半から、パンスターズ彗星を撮影開始。
順調に撮影を終えて、2時40分頃からレモン彗星を撮影する予定でいましたが、
望遠鏡の視野に彗星が入ってきません。
10分程度格闘して、ようやく導入成功。
焦りましたが、どうにか3枚撮影できて、空が明るくなりました。
 
同じ条件で撮影しておりますので
それぞれの彗星の特徴が良く分かると思います。
 
イメージ 1
 
撮影時刻  5月22日 午前2時35分
TOA130(698mm)
SEO-SP3 60D (ISO:1600)
300s
 
イメージ 2
 
撮影時刻  5月22日 午前3時5分~
TOA130(698mm)
SEO-SP3 60D (ISO:1600)
300s

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