2013年10月

らせん星雲を撮影した後、続いて南の銀河NGC247を撮影しました。
NGC253の上に位置し、大きな銀河ですが、淡く輪郭が明瞭ではないので
あまり人気がない銀河のようです。
この時も、大気は安定していませんでしたので、テスト撮影の気分で撮影してみました。
撮影時間は80分ですが、それでも画像が荒いですね。L画像だけでも2時間は必要のようです。
 
イメージ 1
 
撮影開始時刻 2013年10月27日 
EDGEHD8(1422mm)
ST-10XME(-20℃)
フィルター: L  10m x8
 

台風後の素晴らしい秋晴れの中で、撮影することができました。
本当に久しぶりの晴天でしたので、星見小屋で2台体制で行いました。
まず、新しいHD8の望遠鏡ですが、オフアキシスガイドにより、HαとOⅢフィルターを使用しました。
透明度は抜群でしたが、大気の揺れが多少ありました。
南中時間も早くなっているので、この時期にここまで撮影できれば十分かもしれません。
Hαの画像を見ると、ナローでも、月明かりがないほうがコントラストの高い画像が得られることが分かります。
今回、はじめてHαOO合成を行ってみました。
 
 
イメージ 1
 
撮影開始時刻 2013年10月27日 
EDGEHD8(1422mm)
ST-10XME(-20℃)
フィルター: Hα  15m x4 、 OⅢ 15m x3

なかなか晴れてくれませんので、機材の話題です。
先日入手したセレストロンのHD8にCCDカメラの取り付けをしています。
ガイド望遠鏡でガイドすることを考えたりしていましたが、やはり長焦点は難しいので
オフアキシスガイドを行うことにしました。
レデューサーからのバックフォーカスは105mmで、CCDカメラのバックフォーカスは44mm
ですので、この間61mmにオフアキシスガイダー取り付けることとなります。
あいにくセレストロンのTアダプターでは10mm程度の余裕しかないので、困っていたのですが、
幸い、20mm程度の余裕ができる2インチアダプターがあったので、幅約20mmの
オフアキシスガイダー(TS:OAG27)を接続することができました。
 
早速、晴れるのを期待して遠征したのですが、晴れ間がなかなか出てくれません。
10分程度の晴れ間でしたがテスト撮影はでき、ガイドも正常に動いてくれ、
撮影画像も問題ないことが確認できました。
 
あとは、天気だけですが、これが難しいですね。
台風も心配です。台風明けに期待しましょうか。
 
イメージ 1

連休の中の夜、星見小屋での撮影を終えて、小遠征をしました。
場所は、車で20分のあららぎ高原、その近さから、私の庭のような所ですが、それでも標高は1160mあります。
狙いは、秋の3彗星です。
最初に撮影した彗星は、最も高度の高いラブジョイ彗星です。
次はエンケ彗星、そして最後に撮影したのが期待の高まるアイソン彗星です。
ラブジョイ、エンケともぼんやりとしたグリーンコメットですが、
アイソン彗星は、立派な尾がありますので、大きな彗星となって欲しいです。
 
撮影条件、画像処理はすべて同じとしましたので、そのまま比較できます。
 
イメージ 1
 
アイソン彗星
撮影開始時刻 2013年10月14日 午前4時2分~
TOA130(698mm) 
CDS-600(-20℃) ISO1600
5分 x 5   彗星核を基準に加算でコンポジット
 
 
イメージ 2
 
エンケ彗星
撮影開始時刻 2013年10月14日 午前3時25分~
 
 
イメージ 3
 
ラブジョイ彗星
撮影開始時刻 2013年10月14日 午前2時50分~

星雲・銀河の撮影ができて、しかも遠征用に、気軽に持っていける鏡筒を探していたのですが、
迷いに迷って、EdegHD8を購入しました。
これが冷却CCDカメラによるファーストライトとなりました。
専用のレデューサーをつけて、焦点距離は1422mmとなります。
撮影の前に恒星を使って光軸をチェックしましたが、ずれてはいませんでした。
まずは星見小屋での撮影で、丁度らせん星雲が南中近くにあったので撮影の対象としました。
それに、半月を過ぎた月明かりもありますのでHαフィルターを使用しています。
ピント合わせは、それほどシビアではないようです。
結果として、もう少し、恒星が小さく写ってくれると良いのですが、気流があまり良くなかったことも
考えられますので、今後に期待します。
 
イメージ 1
 
撮影開始時刻 2013年10月13日 19時37分
EDGEHD8(1422mm)
ST-10XME(-20℃)
フィルター:Hα  15m x 7
 

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