2014年05月

星の話題ではありませんが、星見小屋から環水平アークを撮影することができました。
当日は、深夜から早朝の高嶺山での撮影を終えて、星見小屋におりました。
太陽が南中を過ぎた頃、東の方向の薄雲のなかに水平の虹が見えましたので
驚きつつ車の中にあったコンパクトカメラで撮影をしました。
初めて見る水平の虹でしたが、後で環水平アークであることが分かりました。
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撮影日: 5月29日
場所: 長野県阿智村伍和
カメラ: SIGMA DP2
 
 
 
 

パンスターズ彗星:C/2012K1 が 銀河NGC3726 の傍に来ていますので
平日でしたが、夕方、遠征しました。
平谷峠は、南方向の展望は林のために悪いのですが、彗星の見える北西方向
は問題ありません。
天体望遠鏡を設置して、CDSー600DをPCとつなげたのですが一枚撮影すると
接続が切れてしまいます。
後日、接続ケーブルに問題があったことが分かりました。
それで、予備のためにもってきたEOS60D冷却を使いました。
10時過ぎから、雲がなくなり、月の上がる夜半まで撮影ができました。
今回は、銀河と彗星を一緒に撮影するため、合成することを止めて、
長時間の一枚撮りとしました。
ISO800 で 15分、 ISO1600 で 10分としましたが、
僅かに10分の方がシャープな写りとなりました。
しかし、10分のほうに人工衛星が入っていましたので
15分の方を掲載します。
パンスターズ彗星は、ダストテイルの左側にイオンテイルが見えています。
 
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撮影開始時刻 2014年5月21日  p.m. 11時20分~
TOA130(698mm) 
EOS60D冷却改造 ISO800
900S
 
 

今月末締切の天体写真を仕上げました。
昨年の今頃撮影したものですが、良い条件で撮影できていたので
そのままにしておくのももったいなく、再度画像処理をして雑誌RATの裏表紙に
掲載して頂くことにしました。
今回は、二箇所に注目して作品を仕上げてみました。
第一箇所は、三裂星雲の赤い部分です。
第二箇所は、周囲の青い部分です。
デジタルカメラの画像ですから、カラーとモノクロに分けて両者を合成して、
レイヤー処理しています。
 
どうにか、青い部分が赤い部分を包こんでいる様子を明らかにすることができました。
また、赤い部分もソフトな仕上がりになったように思います。
 
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連休中に撮影した画像を、まだまだ処理しています。
遠征して初めての対象となったアンタレス付近を撮影できました。
全体を一面で収めることができるように焦点距離を255mmとしました。
南中をはさんで2時間コースを狙ったのですが、後半、PHDガイドニングが
安定せず、星が流れてしまいましたので、1時間半程度の撮影画像です。
画像処理は、SIでモノクロ、カラーに分けて最後に合成しています。
その画像をPSで処理していますが、HDR処理によって上部の
もやもやを引き出してみました。
 
イメージ 1
 
撮影開始時刻 2013年5月2日 0時42分~
FSー60CB (255mm)
EOS-60D
ISO800  10分 x 8 :  80分

先日、長野の山頂で撮影したパンスターズ彗星(C/2012K1)を掲載します。
この日は、月が沈むのを待って、夜半過ぎから撮影を始めました。
時折、雲が通過し、さらに北の方向からは飯田市の町の灯が入ってくるので、
ベストな条件ではありませんでした。
この彗星がM51に近づいたことを知りませんでしたので、
ツーショットを撮ることができず、悔やまれます。
そこで、今回は、イオンテイルが長く伸びているということなので
それを目標に撮影してみました。
 
まだ小さいですがエメラルドグリーンの美しい彗星です。
ダストテイルが曲がっているのが特徴です。
目標のイオンテイルですが、淡いですが、ダストテイルの左側に直線状に長く写っています。
 
イメージ 1
 
撮影開始時刻 2014年5月7日  0時7分~
TOA130(698mm) 
CDS-600D ISO1600
300s x 5

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