2014年07月

一年間、悩んでいたのだが、ようやくε130Dを入手することができた。
ところが、T社の鏡筒バンドとプレートでは、カメラを接続した場合、
鏡筒の先端が重くなってバランスがとれない問題が生じてしまった。
大きなガイド鏡を後ろに付けたり、重りを付けることも考えたが
どうも無駄が多く、カッコも悪い。
 
これにお金もかけたくなくいので、既存のものであれこれ考えて
2月あまり、ついに良い方法を見つけることができた。
それは、FSQ85EDで使っているKBプレートSを使用することであった。
このプレートには幾つかの穴があるので、カメラの重さによって、
取り付けを変更できる。
重いCCDカメラも可能である。
写真は、EOS6Dを取り付けたものであるが、まだ後ろに余裕がある。
これで、撮影した画像はどれも完璧な追尾が出来ており、満足できる結果を得ることができた。
これからの本格的な撮影が楽しみ。
 
 
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前回のリベンジもあって、今回は風の影響の受けいないあららぎ高原に出かけました。
万全の体制で臨もうと、明るいうちにセッティングを終えて、彗星が昇るのを待ちました。
機材は前回と同じですが、ガイドニングは、安定性の高いSGRにしました。
午前2時までに時間があるので、バンビの首飾りと網状星雲を撮影。
ところがここでトラブルが発生してしまいました。
網状星雲の撮影が終わろうとしていたとき、カメラとPCの接続ができなくなったのです。
急遽、予備に持ってきたカメラに変えての彗星撮影となりました。
これが、幸いしてフルサイズでの撮影となったので、勾玉星雲も入れることができました。
カメラのモニターでは、彗星の尾がそれほど伸びてはいなかったのすが、
画像処理をしてみてその長さに驚きました。
タイプ1のテイルのようで3本程度に分かれているのが分かります。
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梅雨が明けたのに、気温だけが高く、青空が見えません。
それでも、星が見えているという情報を得て、遠征に出かけました。
ジャック彗星の撮影を主に、できれば夏の星雲もと目論んで出発。
場所は、翌日の仕事も考えて、近くて高いところと考え、
高嶺山としましたが、この選択が誤りでした。
 
夕方から、晴れ間が見えてきましたが、風が強い状況、
それでも、夜半過ぎにはおさまると予想して、機材の設定。
ところが、さらに風は強くなって、車が揺れる状態。
とても撮影などできずに、時間ばかりが過ぎていきました。
東にはカペラが見えてきましたので、強引に撮影。
予想通り、星が見事に☆型です。
それでも風が弱くなるのを期待していると本当に弱くなりました。
ところが、ジャック彗星のところにだけ雲が止まっています。
夜が明け始める頃、雲がどいてくれて、ようやく一枚撮影できました。
一晩、綺麗な星を眺めながら、ほとんど撮影できない悲惨な経験をしました。
辛いですね。
そんなわけで、構図を考える時間もなく、日の丸構図となりました。
画像処理して見えてきたのですが、尾の長さには驚きました。
 
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2014年7月25日 午前3時半ごろ
TOA130(698mm) CDS600(-10℃) 300S  ISO1600

全く、晴れませんね。
6月に痛めた腰もようやく治ってきたのですが、
天気の方が回復してくれません。
さらに、先週、星見小屋から一山超えた南木曽町で土石流が発生し、
遠征の気力も薄れています。
そんなこともあって、撮影は全くできておりません。
それで、前回のNGC6946を再処理してみました。
SIからやり直して、PSでレイヤー処理を丁寧にやってみました。
PC画面では、まあまあですが、印刷をしてみると画像の粗いのが明瞭です。
やはり、L画像だけでも3時間は必要のようです。
 
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大阪での仕事を終えて、星見小屋に直行です。
久しぶりで高速を使い、到着したのは、午後8時過ぎ、天気も良く、
遠征か、星見小屋かで悩み、仕事の疲れもあって、遠征は止めました。
長い間、といっても一月間ですが、星見小屋での撮影をしていないので
不安を感じながらの撮影でした。
対象はケフェウス座の系外銀河NGC6946です。
比較的大気も安定しており、順調に撮影できる予定でしたが、
トラブルが発生しました。
PHDガイドにて、DEC(赤線)のズレが補正出来ないのです。
ガイドグラフでは、南中までは、-側に、南中過ぎには+側にDECが
ズレてしまいます。
そのため、15分に一度程度、ガイド星を設定し直していました。
まるで手動ガイドのようで疲れました。
幸い、ズレの量が小さいので、写真には影響出なかったのですが、
原因が分からないで終わり、今後に不安が残っています。
南中が午前2時でしたので、L画像を最初に取得し、2時ごろから
RGB撮影としました。
 
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撮影時刻 2014年6月30日 午前0時~
μ250CRS (1825mm)
SX-814 (-20℃)
L: 15分x6、 RGB(2bin): 10分x3
Total: 180分
 

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