2014年10月

CCDカメラのカラザノイズ問題。
顕著な発生から、1週間が過ぎ、その症状も多少静まったので、
遠征に持ち出しました。
あららぎ高原での撮影です。
よっちゃんさんたちの集まりに圧倒されながら、隅の方で撮影をしていました。
全く雲の無い、最高の夜空で、これはいけると思ったのですが、
ガイドのSGRが動いてくれません。
古いPCを持ってきたことが理由のようでした。
それで、急遽、星見小屋まで戻ってロードスターを持ってきて
PHDでガイドを行うこととなりました。
これで1時間のロスがあり、らせん星雲の周囲のモヤモヤを撮すことができませんでした。
さて、本命のM33ですが、ほぼ予定通りの撮影をすることができました。
ST-10XMEの画素数では、このあたりの解像度が限界ではないかとみています。
H画像はR画像に加算して使用しました。
 
イメージ 1
 
2014年10月24日
TOA-130 with 35RD
ST-10XME (-20℃)
L: 300s x 22 ,     R,H,G,B: 300s x 6 (2bin)
 

長野も紅葉の季節となっております。
あららぎ高原に何回か遠征できていますが、先のCCDカメラの問題もあって、
撮影方法を検討しています。
それで、今回は、冷却デジタルカメラで撮影した画像を掲載します。
このカメラもトラブル続きで、2回もお隣の国に帰って行きました。
そして、今回が修理後、最初の撮影となりました。
二つの対象を、それぞれ3時間コースで狙ったのですが、
最後のバラ星雲はバッテリー切れで、2時間となりました。
それでも、写りは十分で、しかも、最も良い空の時間帯(午前2時~3時)でしたので
最初に処理してみました。
フラットは、撮影後のスカイフラットを使用しています。
あららぎで出会った、よっちゃんさんのスカイフラット撮影方を参考にして、
これまでの天頂向けをやめて、西の空に向けて撮影しています。
 
イメージ 1
 
2014年10月29日 午前2時~
TOA130 with 35RD
CDS-600D
600s  x  11,  ISO1600
 
 

やー、驚きました。
ST-10XMEを久しぶリで動かしたのですが、撮影画像に「ミミズのようなノイズ」が頻繁に
現れます。 
ダークも撮影したのですが、そこにもびっしり。
あまりのショックに半年近く放置したせいかと落ち込んでしまいました。
このカメラを修理に出さないといけないと考え、販売店にメールを送りました。
それによると、このノイズは、宇宙線の影響によるものとの回答がありました。
 
それに、加えて、さらなる可能性は、御嶽山の噴火によって、火山の放射性物資
(ラドン、ラジュウム等)が大気に
増加して、その影響の可能性もあるとのこと。
確かに、観測小屋は御嶽山の火山灰の影響内に位置しています。
 
さらに、気づいたのは、別の冷却CCDカメラでも、最近ノイズが多くなってきており
その処理に手間がかかっていたことでした。
 
この夏頃から、2台のCCDカメラに突然ノイズが増加したのは、
機械のせいではなく、外部の影響があったようです。
 
それは、宇宙線か、それとも噴火によって生じたのか、大きな疑問です。
しばらく様子を見るしかないようです。
 
参考に、ダーク画像(撮影時間10分、10枚の加算平均、1bin )を掲載します。
数えるのもいやになるほどのミミズです、拡大してみてください(笑)。
 
イメージ 1
 
 

RAT- Reseach Artist Together の 第13号 送られてきました。
天体写真、今回で、5回目の掲載となります。
ある方から「遠くの銀河も良いですが、月の写真は親近感が湧きます」とのコメントを
頂き、なるほどと頷いてしまいました。
今回は、「色」がテーマでしたので、色づく秋から、月としました。
 
次回は、「雪」がテーマです。
雪と天体写真の関係、また悩みそうです。
雪のイメージはやはり冬ですから、冬の代表的な星座のオリオン座からの写真もありますね。
かに星雲も良いし、有名どころは、おうし座のプレアデス星団
さて、さて、約一月の間、楽しみながら考えます。
 
イメージ 1

今回の皆既月食で観察できたブルーベルトですが、
なぜ青く見えるか、疑問に思っていました。
 
いろいろな方から情報を得たのですが、
これが最も信用のできるソースと思われますので
紹介致します。
 
 
やはり青く見える原因は、地球のオゾン層にあるようですね。
但し、海外では、ターコイズ(トルコ石)色と呼ばれているようですが、
青色LEDブームにのって、青色ベルトと呼びたいです。
 
太陽の光がオゾン層内を1万km通過することで
赤色が吸収され、青色となることを計算された人もいます。
 
 

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