2015年04月

星見小屋で星雲を自動撮影させて、茶臼山湖へ出かけました。
目的は、湖面に写る天の川の撮影でしたが、到着してショック。
外灯が3個ほど点いていて、星の明るさを消してしまっていました。
それで、急遽、ロケハンに出ました。
幸い、売木峠を越えたところに南が開けた場所があり、そこで
撮影をすることができました。

固定と追尾の2台体制で撮影、さらに星見小屋の撮影を入れると
この夜は3台体制となりました。

先ずは、固定の一枚撮りを掲載します。
萩太郎山から立ち上がる天の川が力強いです。
低空の春霞や、名古屋市内の灯りにも負けていません。

イメージ 1

EOS6D SIGMA24mm f2.0
ISO3200 15s
 

日曜日の午後、どこに撮影に行くかで悩みました。
しらびそ、茶臼山、下條村 とあれこれ考えて、
しらびそに決定、カメラ2台体制で出発したのですが、コントローラーが
1個しかないことに気が付き、途中でやめました。

それで、星見小屋で猫の目星雲を狙うことにしました。
低空は春霞の状態でしたが、高い位置は比較的透明度が良く、
さらにシーイングも安定していました。
その夜は、結局、自動撮影にした後、茶臼山に天の川を撮影に出かけました。

先ずは、猫の目星雲と小さな銀河です。
最近、猫の目に外殻構造があることを知り、それを狙いました。
大変に淡く、L画像一枚ではモニターで確認できませんでしたが
コンポジットすることでどうにか見えてきました。
小さな銀河の方は、存在が明瞭で処理も簡単でした。

イメージ 1

ついに実行しました。
星見小屋の近くにある赤松の木を伐採しました。
私が生まれる前からあった木ですが、大きくなりすぎて、
枯れ枝が多くなり、掃除が大変、庭にも日が当たらなくなり、
しかも、天体写真撮影では、西側の中~低空を見えなくしていました。

もともと、自然に生えた赤松の木なので伐採に問題はないのですが、
伐採費用が高くつくことです。
それでも、いずれは切らなくてはならないので、早めに決断しました。
朝から業者が3人来て、クレーン車を2台使い、3本の木の伐採を一日で終了です。
ついでに、写真奥に写っている竹も切ってもらいました。
田舎に住むことも、なかなか大変です。

これからは、撮影で西の空も狙えるので、幾分期待できそうです。

イメージ 1

イメージ 2


接近している二つの銀河を捉えてみました。
おとめ座の銀河NGC5426 - 5427 です。
どちらも 視直径が3’前後と小さな対象なので
1825mmでも迫力に欠ける画像となっていますが、
細部の構造を写すことができました。
シーイングが良くなかったので、シャープが乏しいですが、
二つの銀河を結ぶ二本の筋が確認できています。

将来、この二つの銀河は、合体して一つとなるのでしょうね。
どんな銀河になるのでしょうか。
想像をかきたててくれる銀河です。

イメージ 1

2015年3月25日 23時21分~
250CRS with RD
SX-814 ( -30℃)
L: 600s x 17
RGB: 300s x 8 (2bin)

ようやく、先月撮影した銀河の画像処理をしています。

2月に撮影したかみのけ座の渦巻き銀河 M100ですが、
撮影枚数が少なく粗くなっていたのと、発色に不満だったので
3月にも撮影してデータを追加しました。

さらにRGB画像を増やせば、発色が良くなるでしょうが、
このあたりでお終いにしておきます。

イメージ 1

250CRS with RD
SX-814 (-30℃)
L: 600s x 25
RGB: 300s x 14 (2bin)


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