2015年06月

梅雨の季節となってしまいました。
それでも、梅雨の晴れ間を狙って星見小屋に滞在しました。
幸い、雲がきれて晴れ間が見えてきましたので、
三日月星雲を撮影しました。
HαとOⅢフィルターを使用して、明るくなるまでの4時間
設定をしたのですが、途中で雲が出てきて2時間半分しか
撮影ができませんでした。
さらに、肉眼では薄雲状態であったので、撮影画像に期待は
していなかったのですが、それなりに写ってくれましたので
処理してみました。
AOO合成として、SI7、PS6で処理を行っています。
OⅢのバーダーフィルターは、明るい恒星の周囲にハローが
生じるので困っています。
何とか処理して消していますが、処理しきれないものもありますので
分かるかと思います。
完成させるまでの道は長いです。

イメージ 1

2015年6月10日~11日
TOA130 with RD
SX-814 ( -20℃)
Hα: 900s x 5
OⅢ: 900s x 5







先月、高嶺山で撮影したM17をようやく掲載致します。
月が出るまではRGB画像を撮影し、その後、Hα画像を撮影しました。
Hα画像をL画像としてHRGB処理したのですが、赤系の色の出し方が
難しく、しばらく放置していたのですが、取り組んでみました。
また、RGB画像は2binで撮影しているので、1binのHα画像の星の大きさと
合わせるのが上手くできず、苦労しています。
それと周囲のモヤモヤを出すために、あれこれ処理をして、こちらは何とか
上手くいったようです。
なかでもSIのオートストレッチの効果が大きかったようです。

今後のさらなる課題としては、星雲部分に青色が加わることでしょうか。
星雲の名前とは違って、なかなか終わりが見えてきません。

イメージ 1

2015年5月14日 0時30分~
TOA130 with RD
SX-814 ( -20℃)
H: 900s x 6
RGB: 300s x 6 (2bin)


雑誌「RAT」への投稿、今回が最後となりました。
RAT-9から、9回連続して掲載をさせて頂きました。
わたしの天体写真を取り上げてくださった編集長には、深く感謝しています。
できたら、まだ続けたいのですが、新しい仕事に関わることに
なりましたので、この辺りで一先ず終わりとすることにしました。

RAT最後は、星景です。
遠くの銀河・星雲から惑星、月ときて、地球です。
やはり、わたしたちの暮らしている地球を忘れることはできませんね。
それにしても、写真から分かるように、低空は光害の影響が著しいです。
これ以上、夜空が明るくならないことを願いながら終えることにします。

イメージ 1


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