2015年09月

シルバーウイークの天気は、残念な結果となりました。
日曜日の夜だけ撮影できたのですが、それも1時間弱となりました。
月曜日の夜は、星見の講師として荘川村に出かけていましたが、
そこでは幸い星がみることができました。
しかし、一人で望遠鏡の設置から指導までしたので、疲れてしまい
撮影できる状況ではありませんでした。
水曜日の夜は、新しいシステムのフラット画像のチェックとダーク画像の取得で終わりました。
次回の撮影体制が整ったことで良しとします。

それで、日曜日の夜に撮影したNGC281を掲載しておきます。
2枚だけでしたので、粗くなっていますが、記録ということで見て下さい。

イメージ 1

2015年 9月20日 
撮影場所: 阿智の星見小屋
TOA130 with RD
SX-814 ( -20℃)
Hα: 1200s x 2

9月に入って、2回、星見小屋で撮影することができました。
魔法使い星雲と呼ばれているNGC7380、散光星雲です。
以前、この星雲をRGBで撮影して赤一色であったので、
ナローバンドでの撮影を行ってみました。
一晩では、撮影時間が足りないのです、二晩かけてみました。

これまで、SAO合成は、SⅡとOⅢの撮影時間がたりないせいか、
Aの緑色が強い画像となってしまい、苦労していましたが、
改善することができました。

備忘録として書き留めておきます。

まず、SIにおける合成ですが、SAOを4:1:4としました。
星雲の右側、青色の部分を鮮やかに出すために、OⅢを強くしてみました。
その後、デジタル現像の色彩強調マスクにて、緑を抑えるようにしています。
そのため、レベル調整ではRGBのピークがかなりずれていますが、気にしません。
SⅡとOⅢ画像では、Aに比べて星像が大きいので、合成前に、それぞれ
の星像をスターシャープで小さくしています。

PSに移ってから、レベル補正でRGBのピークを重ねるようにしています。
まだまだ、いろいろありますが、RGB合成と比べて大きな違いはこんなところでしょうか。


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2015年 9月4日 21時38分~
TOA130 with RD
SX-814 ( -20℃)
Hα: 1200s x 6
OⅢ: 1200s x 9
SⅡ: 1200s x 6

8月は、3回も遠征したのですが、曇ったり、晴れても雲の通過が激しくて、全くだめ。
落ち込んでいたのですが、星ナビ 10月号が届いて元気がでました。

落選だろうと思っていたNGC6888が掲載されていたからです。
派手に仕上がっているので、選ばれないと思い、
投函をためらっていたのですが、ブログ仲間のコメントに励まされて決断しました。

選者のコメントから、青いフィラメント構造の抽出が入選のポイントであったようです。
私も、そこを写したくて、苦労した作品であったので、素直に喜ぶことができます。

ナローバンドでは最初の掲載となりましたので、これを励みとして、
益々、狭い道を歩んで行こうと思っております。

しかし、SAOは難しいですね。 まだまだ先は遠いです。

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株式会社三才ブックスの雑誌、「fam Autumn Issue 2015」 に 天体写真が掲載されました。

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天体望遠鏡で天体写真を見る! という企画のページです(p.68)。
その中で、月と木星と土星の写真です。
雑誌の執筆者の依頼で、私が提供したものです。
水星、金星、M57星雲は、残念ながら引用先が書いていないので分かりません。

キャンプ入門ということで、遠征にも役立つグッズが見つかりそうな雑誌です。

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