2015年12月

本年もあと残り4時間を切りましたが、またまた掲載します。
ニュートン25cm F4 望遠鏡での最初の撮影を行ったものです。
秋に導入したのですが、光軸調整に時間がかかり、
漸く撮影にまでこぎつけたのですが、星像が期待していたほど
小さくならず、まだテスト段階です。

ナローバンド撮影として、メデューサ星雲を選んでみました。
以前、μ250CRSで撮影したHα画像と比較すると解像度に
劣るところがあります。
それでも明るい光学系なので、今後、満足のいく画像を取得
できるように挑戦していきたいと思います。
これは、新年の抱負ですね。

一年間、私のブログにお付き合い下さりありがとうございました。
2016年も宜しくお願いいたします。

イメージ 1

あまりの天気の良さに、室内にいることに耐えられず、月灯りがあるにも関わらず、
遠征をしてきました。
夕方、撮影地に到着して、ナローで星雲を撮影し、最後はカタリナ彗星で締めました。

午後7時から、午前5時までの撮影でしたが、雲の通過もなく、予定通りの撮影が
できました。
先ずは、画像処理の楽なカタリナ彗星です。
月灯りの影響を考えて、L画像だけの撮影としました。
真直ぐなイオンテイルの伸びと、曲がったダストテイルの広がりが特徴的ですね。

イメージ 1

2015年12月31日 4時30分~
FS-60CB with RD 255mm
SX-814(-30℃)
L:  300s x 6

漸く、まとまった時間がとれるようになりましたので、
放置してあったデータの処理を行いました。

その一つが、NGC1491です。
以前、HRGB画像で撮影したことがあったのですが、
ともかく、中心部だけが明るくて、周辺が良くでませんでした。

そこで、今回、SAO合成を行ったのですが、やはり周辺部分が淡く、
私にとっては超難物の対象です。
撮影システムを改めないと、作品とならないような気がしています。


イメージ 1

2015年11月3日 0時49分~
TOA130 with RD
SX-814 ( -30℃)
Hα:1200s x 10, OⅢ:1200s x 11, SⅡ:1200s x 12


今年は、12月に入って、4回、カタリナ彗星を撮影することができました。
初旬は、月の影響があって、テイルの詳しい状況を見ることが出来ませんでしたが、
中旬からは、イオンテイルの伸びを観察することができました。
そこで、今年のカタリナ彗星のまとめをしておきたいとおもいます。

18日と22日のカタリナ彗星の写真を比較掲載します。
撮影場所は異なりますが、
撮影条件は、以前の報告と同じで、240秒、6枚の彗星核基準合成としています。

イメージ 1

12月18日 午前5時~
撮影地: 標高680m

イメージ 2

12月22日 午前5時~
撮影地: 標高1000m

彗星核の明るさとダストテイルの広がりには大きな変化は認められませんが、
イオンテイルの伸びは短くなっています。
来年、どんな姿を見せてくれるか、楽しみです。


12月にカタリナ彗星の撮影のため、遠征に出かけましたが、
もう一つの目的は、ナローバンド撮影を行うことでした。
このバンドは光害の影響を受けにくとのことですが、やはり暗い夜空に勝るものは
無いようです。
それと、今回は、初めて短焦点の明るい望遠鏡にしてみました。
期待していたよりも、星像は小さく、とてもシャープな写りとなりました。
Hα → OⅢ → SⅡ の順序で撮影したのですが、朝の5時過ぎまで
撮影ができ、一晩で撮影を終えることができました。
OⅢの撮影に入った段階で、追尾の精度が落ちて、苦労したのですが、
SⅡの撮影途中から精度が戻りました。
遠征地では、予想外のことがおきますね。

画像処理は、SAO合成として、軽い処理をしていますが、夜空の暗さに助けられて
コントラストが良く出てくれました。


イメージ 1

2015年12月8日21時17分~
FS-60CB with RD 255mm
SX-814(-30℃)
Ha: 900s x 10, S2: 900s x 10,  O3: 900s x 10

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