2016年01月

昨年末、ある方から、長野県阿智村の議会だよりの表紙に掲載する写真提供の依頼を受けました。
阿智村が進めている星の村プロジェクトの一環として、天体写真を掲載したいとのこと。
そこで、2015年に撮影したラブジョイ彗星、木星、土星の写真をお送りしました。

その後、土星を掲載することになりましたとの連絡があり、楽しみに待っておりました。

そして、本日、阿智村のHPを見てびっくりです。
議会だよりがPDFで載っているのですが、
ここまで、土星が大きく掲載されているとは。

確かに、インパクトはありますが。
レイアウトに関わらせてくれればと、思うところは、
色々あるのですが、ともかくも、村の発展に天体写真が貢献できればと願うだけです。


イメージ 1



昨年末に、HαとOⅢ画像を撮影して、AOO合成を行っていたソール星雲ですが、
今年になってから、同じ場所においてSⅡ画像を撮影することができていました。

その後、カタリナ彗星とか、他の星雲を撮影して処理していたので、
ようやくSAO合成を行うことができました。
AOO合成の赤一色の画像に対して、SAO合成は青色主体となります。


イメージ 1

2015年12月30日 19時~
FS-60CB with RD 255mm
SX-814(-30℃)
Ha: 900s x 10, O3: 900s x 10,  SⅡ:900s x 10

新月期、今週は、2回の遠征ができました。
1回目は、のんたさんと下條村に出かけました。
冬にしては暖かな中で、薄雲が出る午前1時程度まで
約4時間、星雲を撮影することができました。
撮影後、赤道儀が動かなくなるトラブルが起きて、
遂に赤道儀が故障したのかと思い、落ち込んでしまいました。
しかし、のんたさんの指摘通り、カーバッテリーの電圧の低下であることが
判明して、安心して帰宅することができました。

その後、のんたさんは悲劇に見舞われたことを知りました。
内容は、のんたさんのブログに記されていますので、ここには書かないことにします。

2回目は、阿智村の浪合で1人でしたが、撮影の途中で、浪合の知人が来られて、
楽しいお話を聞くことができました。
先の遠征の続きで同じ星雲を撮影し、その後、カタリナ彗星を撮影しました。
この時は、急に冷え込んで氷点下11度まで気温が下がりましたが、
風はなく、周囲も暗く、朝まで快晴で、とても快適な撮影ができました。

それで、今回は、処理が簡単な彗星を掲載します。
イオンテイルはあまり明瞭でありませんが、ダストテイルの曲がりが特徴的となっています。

イメージ 1


2016年1月13日
4時30分~ 
FSQ85ED with RD
D810A  ISO2000  
300秒 x 6 :彗星核基準合成


今年の正月は、暖かくて、山で撮影をするには助かります。
3~4日の二日間、阿智の山の上で撮影を行うことができました。
暗くなる6時頃から、設置を行い、7時には撮影スタートをすることができる
ほどの暗さです。
2日間、始めは、星雲、最後はカタリナ彗星の順で撮影を行いました。
また、今回は、Hα画像がどの程度月の影響を受けるかもチェックしてみました。

始めに、バラ星雲の画像を掲載します。
Hα画像は、月の光(半月)の影響があるものと、全くないものを比べた場合、ない場合の画像は
周辺のもやもやした部分が良く写っていました。中心部の写りに大きな差はなかったです。
それで両者を加算平均して処理してみました。
OⅢは、月の光の影響を顕著に受けることは分かっていたので、月の上がる前に撮影を終えました。
SⅡは、すべて月の光の下で撮影をしています。


イメージ 1

撮影日時 1月3日 午後8時~
FS-60CB with RD 255mm
SX-814(-30℃)
Ha: 900s x 20, S2: 900s x 16,  O3: 900s x 10

明けましておめでとうございます。
今年も、宜しくお願い致します。

早速ですが、昨年末に遠征した成果の続きです。
月が出るまでの3時間、ナローバンドのOⅢでソール星雲を撮影していました。
その後、月が出てからはHαとしました。
SⅡは、撮影時間がなく、これにて終了、SAO合成は今年に持ち越しました。
それで、まずはAOO合成をしてみました。


イメージ 1

2015年12月30日 19時~
FS-60CB with RD 255mm
SX-814(-30℃)
Ha: 900s x 10, O3: 900s x 10

↑このページのトップヘ