2016年10月

10月の初めに、あららぎ高原で撮影ができましたので、
その画像を掲載します。
今のところ、それ以外に遠征は出来ていませんので
これが最後の画像となりました。

その日、予報では、一晩中、快晴とのことでしたので、
きりん座のフェイスオン銀河をじっくりと撮影することとしました。
これまで、何度も撮影しているのですが、大きい銀河でありながらも
その淡さの故に、納得のいく画像が得られず、
今年も挑戦しました。

最初、L画像を10分で撮影したのですが、星像が大きく写っていたので、
5分としたのですが、最初の30分程度は低空であったために、星像がシャープではなく
結果、最初の数枚を捨てて、30枚の使用となりました。

RGB画像は、各6枚の予定でしたが、3時前に雲が出てきてしまい、その後回復しなかったので、
結局、R3枚、GB各2枚となりました。

後日、撮影を考えたのですが、処理をしてみると予想以上に、発色が良かったので
これで、完成とすることにしました。


イメージ 1

撮影時刻: 2016年10月6日 
Orion 25㎝(F4.0)  with Pracor2
SX-814(-20T)
L: 5m x 30
RGB: 10m x 3~2
All 1bin

前回のRAT24に続いて、RAT25に掲載を致しました。

今回のテーマは「パラレルワールド・もしもの世界」ということで、
正直、これまでのテーマの中で一番悩みました。

掲載する写真は、すでにM27あれい星雲と決めていましたので、
天体についての話題は、現代天文学の成果により考えられている
星の一生としました。

それで、聖書についてですが、現代天文学と聖書の関係について書いてみました。
もしもの世界ですから、一つの考えてとして読んで頂ければと思います。

さて、次回のRATのテーマは、「宝石」です。
宇宙における宝石について、じっくりと考えていきます。

イメージ 1


最近は晴れていますが、月が大きいので遠征ができません。
そこで、これまで撮影した対象を見直していますが、その中で、
8月から撮影を続けていた対象で、9月に入ってどうにか画像処理を終えることが
できたものがありますので掲載します。

ケフェウス座の散光星雲である洞窟星雲です。
これは、初めての撮影対象で、当初は、全体を撮影することを考えたでのすが、
名前のごとくに、洞窟の部分が魅力的で特に強く引き付けられたので、
鏡筒を25cmニュートンとしました。

撮影場所は、あららぎ高原です。

初めは、ナローバンドフィルターだけで撮影して、SAO合成して仕上げようと考えていたのですが、
自然な発色の画像への思いが強くなり、最終的にブロードバンドフィルターの撮影も行いました。

ナローバンド画像により、星雲の繊細な構造が得られたので、ブロードバンド画像を
それに合成することで、最も明るい洞窟周辺のカーブの部分を赤色にちかいものとすることができました。

イメージ 1

撮影時刻: 2016年8月11日 22時12分~
Orion 25㎝(F4.0)  with Pracorr2
SX-814(-20T)
Ha :  15m x 8,  OⅢ: 15m x10,  SⅡ: 15m x 10
RGB: 10m x 4~6
All 1bin







少しの期間、掲載が途切れてしまいました。
この期間も、遠征して撮影はしていたのですが、10月の海外出張のために、
掲載するだけの余裕がありませんでした。
しかし、漸く出張が終わりましたので、これから、少しづつ掲載をしていきたいと考えていますので
また、お付き合い下さい。

今回、掲載する撮影対象は、あのどでかい超新星残骸のシメイズ147(Sh2-240)です。
以前から、いつかは撮影したいと考えていたのですが、
ついにその機会が訪れてくれました。
撮影場所は、いつものあららぎ高原です。

私が現在保有している唯一の冷却CCDカメラでは、焦点距離255mmのFS60CBでも
半分も収まりません。
それでも、どのように写るのか、興味を持って撮影を行ってみました。
その場所が、ぎょしゃ座の南あたりということで、適当に撮影をしたのですが
初めは、どの辺りを撮影しているのか分からず、何度も撮影画像を眺めて
どうにか南半分付近を狙って撮影することができました。
画像処理した写りはほぼ期待していたものとなってくれました。

今後、更に撮影を続けて、モザイクで全体を仕上げるかどうか、思案中です。
南半分だけをカラー化した方が良いのかも。

イメージ 1

撮影日時 2016年9月27日 1時25分~
FS60CB with RD
SX-814 (-20T)
Hα: 900s x 11





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