2017年06月

梅雨の中ですが、貴重な晴れ間に、遠征することができました。
今回も星見小屋で、星雲の撮影を開始してから、あららぎ高原に
行くこととなりました。

到着した時は、薄雲があったのですが、11時過ぎから徐々に晴れ間が多くなり
12時から3時で快晴となりました。

望遠鏡は、ボーグ71FL+7872セットを初めて使用しました。
周辺画像や星像をチェックすることも目的でしたが、
十分な写りであり、安心しました。
また、フラット画像も周辺減光がほぼ完璧な同心円であり、
ケラレもなく、これも私的には合格と判断しました。

撮影対象は、ケフェウス座の散光星雲IC1396とし、
8分の18枚を撮影しましたが、人工衛星の通過した画像を除いた
16枚でコンポジットを行いました。

ガーネットスターも引き締まった写りとなり、色も良く付いてくれました。
星雲の中心部付近には、象の鼻も見えています。

イメージ 1


撮影日: 2017年6月22日
71FL+7872 (288mm F4.1)
D810A ISO1600
480s x 16
EM11T2Z


おおぐま座の渦巻銀河 NGC3184をRAT29に掲載しました。
今回のRATのテーマは「手紙」です。
天体からの光を、宇宙からの手紙と考えて書きました。

旧約聖書のヨブ記には、銀河や星座の大熊についても触れられていますので、
上手くおおぐま座の渦巻銀河と結びつけることができました。

次回のテーマは「あなたへ」です。
すでに、聖書の箇所は決まっているですが、
これから相応しい天体写真を探さなくてはなりません。

締切は8月1日ですので、じっくりと考えていきます。

イメージ 1


5月の初めに、撮影していた干潟星雲ですが、
漸く、処理を終えましので、掲載いたします。

5月の連休中、健康の森にて撮影しました。
初日は、霞がかかっている状態でしたので、
Hαフィルターでじっくりと撮影をしました。
風もなく、撮影した全ての画像が使えています。

翌日は、低空まで晴れわたり、SⅡとOⅢフィルターにて
撮影を行いました。

画像処理は、SAO合成を行っていますが、
星雲中心部が著しく明るいために、白飛びしてしまい何度も処理を行いました。
結論としては、Hα画像にて、白飛びをしないように慎重に処理を行い、
その画像をL画像として、SAO画像と合成を行っています。


イメージ 1

撮影日: 2017年5月1日、2日
TAKAHASHI TOA-130NS with RD
Starlight Xpress Trius SX-814
SⅡ: 1200s x 5 
Hα : 1200s x 10
OⅢ:  1200s x 5  (all 1bin)
EM-400 Guide Camera: Lodestar

東海地方も8日に梅雨入りとなりましたが、良く晴れています。
それで、月が大きいですが、あららぎ高原に遠征してきました。

早く、現地に着くことができたので、月が昇ってくる前の僅かな暗闇の中で
ジョンソン彗星を撮影することにしました。
300mmの望遠鏡で、APSカメラなので、確認写真程度の気持ちで
撮影しましたが、やはり彗星は小さくて、まだ処理していません。

さて、本命は、ナローによる北アメリカ星雲とその周辺の撮影です。
幸い、月の高度が低いので、南の山に月が隠れていて、月の光から望遠鏡が
守られました。

撮影は、星雲の高度が20度以上になってから、開始し、1時半頃までの
撮影予定でしたが、12時過ぎに雲ってきてしまい、1時頃に撮影を終了しました。

画像処理してみると、星雲の下側が切れてしまっているので、
縦方向の構図か、この横方向ならば、焦点距離をもう少し短くして
全体を入れるのが良いでしょう。

イメージ 1

撮影日: 2017年6月11日
FSQ85ED with RD
QHY16200A (-20℃)
Hα:900s x 12

そろそろ梅雨入りの時期となってきました。
最後の晴れの天気かもしれないと考えて、阿智に行き、星見小屋と
あららぎ高原での撮影を行いました。
前回と同じく、2台体制ですが、今回の遠征先は、健康の森から
あららぎ高原としました。
星見小屋では、9時から撮影体制に入り、撮影開始を確認し、
10時過ぎに、出発。

日曜日の夜で、月が沈むのが2時なので、あららぎ高原には誰もいません。
さらに、先週、阿智で熊が出没したの知らせがあったので、広い駐車場の真ん中に陣取りました。
風もなく、12時前から撮影体制に入り、12時過ぎから撮影に入りました。
空の状態はとても良く、月灯りの中でも薄く天の川が見えていました。
2時前からは、はっきりと天の川が見え、3時10分頃まで十分な暗さで、
久しぶりに、天の川をしっかりと眺めることができました。

撮影は、網状星雲の全体と詳細な構造を捉えることを目的としたので、
Hαフィルターでの撮影だけとし、3時間を設定しました。
幸い、設定通りの撮影ができ、12枚の画像も十分な追尾が出来ていました。
掲載画像は、縦方向を星雲の伸びに合わせて長くするため、周辺を若干トレミングしている程度です。

イメージ 1

撮影日: 2017年6月4日
FSQ85ED with RD
QHY16200A (-20℃)...
Hα:900s x 12

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