2017年08月

阿智村で進めている星の駅構想に協力するため、阿智村の役場に行ってきました。
これは、標高1200mの治部坂高原スキー場近くに、阿智村が星を見るための施設を計画して
いるもので、国道153号線沿いでもあるため、星の駅との名前が付けられています。
周囲は、林からなる高原で、夜間は車の通行量も少なくなるので、綺麗な星空を堪能できる場所です。

この星の駅構想は、大きく二つのベースがあります。
一つは、望遠鏡で星を見たり、天体写真を撮影することを主とした観測・撮影ベースです。
もう一つは、夜空の下で散歩できる公園で、公園はすでに整備が進み、フットライトを設置した
遊歩道が完成しています。

これからの課題は、観測・撮影ベースの整備となりますが、その施設は、以前、日帰り温泉として
利用していた建物を改修して利用することになります。
天体観測は、この建物の傍に天文台を建設する計画となっています。

一番の問題は、天体写真を撮影するスペースです。
今回は、そのことで役場に出向いて、担当者から計画をお聞きし、私の意見を述べてきました。
村としては、公園の中に、天体写真撮影用の小屋を10戸設ける考えですが、
駐車場から30~40m、機材を持って小屋まで歩かなくてはならないこと、
その場所は、南に山があって、30度以下は見えないことから、適切でないと答えました。

現状で、適切な場所は、天文台を建設する駐車場で、そこを整備して、広いスペースを
設けること、電源を利用できるようにすること等を提案しました。
建物の改修、撮影場所の確保、天文台の設置と、やらなくてはならないことが沢山ありますが、
天文愛好家が利用できる、素晴らしい星の駅が誕生することを期待しています。


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阿智村の役場

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観測ベースの建物

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公園ベース

RAT-30 に らせん星雲とパンスターズ彗星が掲載されました。
今回のテーマは「あなたへ」です。
天体写真は、昨年6月に撮影したパンスターズ彗星がらせん星雲に近づいたものです。
らせん星雲は、その写り出された特徴から、神の目と呼ばれていますから、
神様の目からみた人間、そしてあなたについて聖書はなんと言っているかを
書きました。
神様によって作られたすべての人間は、値高く、神様の愛の対象であるのです。
そのような人間なのですが、神様から離れていこうとしている姿は、
なんと、この写真と良くにているのではないでしょうか。

神様から逃げていく、わたしたち人間をいつまでも見つめる神様の目を思います。

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先にお知らせしていましたが、

日曜日の午後、南信州チャペルで星歌コンサートが開催されました。
心配していた中央道土砂災害による通行止めは、朝に解除されて、予定通りに会場に着くことができました。
私は駐車場係りのため、始まるまで外にいたのですが、フィガロさんが早々と来て下さり、知人と一緒に

展示写真を見ていかれました。
その後、のんたさん、にゃんたさんも到着、地元の天文観測の重鎮Hさんも奥様と一緒に来てくだり、

天文話に花が咲きました。


コンサートにも沢山の方々が来られ、星にまつわる歌等を楽しむことができました。
私が最も心に残った歌は、アンコールでの地球星歌です。

三名の歌声が実に素晴らしく、祈りの歌詞は、コンサート会場にぴったりでした。


真夏の開催、しかもクーラーなしの会場でしたので、
次回は涼し時期に、開催できることを期待しています。



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今月、20日に行われる星歌コンサートの準備を進めています。
私の担当は、天体写真の制作、展示なので、
コンサート会場に展示する天体写真を決めて、印刷し、額に収めました。

以下の6点としました。
・オリオン座の暗黒星雲 馬頭星雲    (星ナビ入選)
・おおぐま座の渦巻銀河 NGC3184 
・2014年の火星、木星、土星       (ビクセンギャラリー入選)
・コーン星雲とクリスマスツリー星団    (星ナビ入選)
・ケフェウス座の散光星雲 NGC7380   (星ナビ入選)
・青い馬星雲 IC4592

次に、会場において、どの様に展示するかを考えなくてはなりません。
展示方法は、娘に教えてもらい、イーゼルを使用することにしました。

来週には、南信州チャペルに持って行き、実際に展示してみる予定です。


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先月に続いて、星ナビ9月号にM57 リング星雲を掲載して頂きました。
特に、今回は、初めてのギャラリー1面となりましたので、大変に嬉しいです。また、印刷も美しくありがたいです。

5月の連休は、撮影トラブルなどあって、不燃焼気味でしたので、
連休明けから、星見小屋でじっくりと一月かけて、撮影を続けた甲斐がありました。

幸い、撮影した画像は良いものでしたが、星雲周辺の淡いハローと
星雲内部の構造の両方を抽出するのに苦労し、画像処理には撮影以上に時間がかかって
しまいましたが、何とか作品とすることができ、苦労が報われた思いです。

今回は、同じく阿智村で撮影された星仲間のS氏のS字星雲も掲載されており、
喜びが二つとなりました。

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