阿智村で進めている星の駅構想に協力するため、阿智村の役場に行ってきました。
これは、標高1200mの治部坂高原スキー場近くに、阿智村が星を見るための施設を計画して
いるもので、国道153号線沿いでもあるため、星の駅との名前が付けられています。
周囲は、林からなる高原で、夜間は車の通行量も少なくなるので、綺麗な星空を堪能できる場所です。
この星の駅構想は、大きく二つのベースがあります。
一つは、望遠鏡で星を見たり、天体写真を撮影することを主とした観測・撮影ベースです。
もう一つは、夜空の下で散歩できる公園で、公園はすでに整備が進み、フットライトを設置した
遊歩道が完成しています。
これからの課題は、観測・撮影ベースの整備となりますが、その施設は、以前、日帰り温泉として
利用していた建物を改修して利用することになります。
天体観測は、この建物の傍に天文台を建設する計画となっています。
一番の問題は、天体写真を撮影するスペースです。
今回は、そのことで役場に出向いて、担当者から計画をお聞きし、私の意見を述べてきました。
村としては、公園の中に、天体写真撮影用の小屋を10戸設ける考えですが、
駐車場から30~40m、機材を持って小屋まで歩かなくてはならないこと、
その場所は、南に山があって、30度以下は見えないことから、適切でないと答えました。
現状で、適切な場所は、天文台を建設する駐車場で、そこを整備して、広いスペースを
設けること、電源を利用できるようにすること等を提案しました。
建物の改修、撮影場所の確保、天文台の設置と、やらなくてはならないことが沢山ありますが、
天文愛好家が利用できる、素晴らしい星の駅が誕生することを期待しています。
阿智村の役場
観測ベースの建物
公園ベース