本年、最初に撮影をして、その後、再度撮影を行ったふくろう星雲を掲載します。
段戸山牧場で、HαとRGBを撮影し、後日、下條村でOⅢとSⅡを撮影しました。
やはり段戸山牧場は、明るく、カブリ補正に苦労しました。
撮影の目的は、星雲周囲のハローを写し出すことでしたので、
特にOⅢを1枚30分かけて撮影をしました。
それに対してHαとSⅡは1枚20分としました。
ナローバンドにおいては、OⅢ輝線が最も良く写り、次にHα輝線、そしてSⅡにおいては
微かに写る程度でした。
また、SⅡ画像撮影中に雲の通過があって、良い画像を十分に得ることが出来なかったので
画像処理には使わないことにしました。
そこで、R画像をHα(50%)+R, G画像をOⅢ(30%)+G, B画像をOⅢ(50%)+B
として処理しRGB画像を合成し、それをモノクロ化してL画像として
LRGB画像としました。
星雲周囲のハローは、淡すぎて、今回の撮影では、明瞭に出すことは出来ませんでしたが、
極薄く見えているようです。
撮影日: 2018年1月11日、18日
μ250CRS with RD
SX-814 (-30℃)
EM400 Lodestar X2
Hα: 20m x 8
OⅢ: 30m x 6
RGB: 10m x 2