2018年03月

先週末、阿智村清内路峠で撮影したM101掲載します。
その後に撮影した、彼岸花星雲が先に掲載となっていますので、時間的には逆ですが。

前回R200SSのテスト撮影でパラコアⅡを使いM101を撮影しましたので、
その画像との比較も考えて、コレクターPHをつけて再度、同じ対象を撮影しました。
但し、今回は、東西が横になる構図としています。

月も沈み、標高1070mの高地での撮影で、空もくらく、風もなく、透明度もよく、
ベストコンディションで撮影ができました。

光害の影響もほとんどないので、普通のLフィルターを使用し、5分間撮影、
RGBは1binの10分間か、2binの5分間か悩んだのですが、3時から彼岸花星雲を
撮影することを考え、時間短縮するために2binを選択しました。

画像処理をしてみると、かなり暗い場所でもカブリがあってそれを除くのに苦労しました。
これは明るい光学系では、避けられないようです。

銀河の腕の淡い部分も良く写っています。
恒星の光条が粒状になるのは、R200SSのスパイダーの太いことが要因のようです。
これは、この望遠鏡の特質として素直に受け入れることとします。

イメージ 1

撮影日  2018年3月23日
R200SS with  コレクターPH
SX-814 (-30℃)
L: 5m x  24
RGB : 5m x 5  (2bin)
EM-400 + Lodestar
BORG60ED



先週末、久ぶりで天気が良かったので、阿智村に遠征に出かけました。
真夜中辺りに月が沈むので、5時間弱は撮影できると予定して
いましたが、予想よりも、空の暗さが良く、月の沈む前、午後11時辺りから
撮影に入りました。
当初は、南の低空を狙っていたのですが、その時間では、雲が多く、
おおぐま座あたりの銀河を狙い、撮影を開始。

ところが徐々に南の低空の雲が消えて、さそり座が綺麗に見えてきたので、
3時前に銀河の撮影を終えて、彼岸花星雲(NGC6357)を撮影することにしました。
かなり大きな星雲なので、今回の撮影システムでは全体を収めることが
難しいので、中心部辺りを狙い写野に収めました。
初めての対象ということもあり、どの辺りが中心部か良く分からずに
手間取ってしまいましたが、撮影画像を見ると良い感じでした。

薄明開始が4時30分頃ということで、焦りましたが、4時40分頃までは
撮影が出来て、ほぼ予定していた撮影を終えることができました。

低空にも関わらず、大気が安定し、透明度も良かったので、
良い写りとなってくれました。

イメージ 1

撮影日  2018年3月24日
R200SS with  コレクターPH
SX-814 (-30℃)
L: 5m x  10
RGB : 5m x 3~4  (2bin)

以前から、気になっていたM99銀河をL画像だけですが、テスト撮影してみました。
この銀河の傍には、6.5等星の恒星(HIP60089)があるので、
これをどのように写野にいれたら良いのか、悩みながら撮影をしました。

この恒星の脇には、小さな銀河もあるので、それも考えての構図でした。
しかし、恒星ばかりが目立ってしまい、肝心のM99はいまいちです。

次回、撮影する場合は、やはりM99を真ん中においた方が良いようです。
ですが、どうもこの撮影システムでは、さらに撮影をする意欲が湧かない対象ですので、
これで終わりとなる可能性もあって、アップしておきます。


イメージ 1

撮影日: 2018年3月13日

μ250CRS with RD
SX-814 (-30℃)
EM400  Lodestar X2
L:  10m  x 12

新しい撮影システムを構築するためのテスト撮影を行いました。
新機材は、あのR200SSです。
新しくなったコレクターPHに以前から興味をもっていたので、、
今回、思い切って、投入することを決めました。
F3.8は、特にナローバンド撮影を行う上において撮影時間短縮にも繋がるので
助かります。
これまでのニュートン反射は、オライオンの25cmでしたが、
パラコア2をつけるとF4.6となるので、それよりも明るい
光学系を探していたわけです。
単純計算すると、オライオンでの15分間撮影が、R200SSでは10分間でよくなります。
焦点距離も1150mmから760mmになるので、比較的大きな惑星状星雲を撮影した
場合、余裕をもって写野に収まります。

そこで、R200SS本体だけが届いたので、月明かりがある中でしたが、
星条をチェックする目的で、パラコアⅡをつけて撮影をしました。
撮影対象は、撮影時刻と写野から判断してM101としました。
結果は、ほぼ満足のいくものでした。
今後は、コレクターPHとのカメラ接続を完成させる必要があります。


イメージ 1

撮影日: 2018年2月16日
R200SS with  Paracorr2
SX-814 (-30℃)
L(LPS-P2) : 10m x  12
RGB : 5m x 4  (2bin)

昨年末、撮影していた対象を漸く仕上げることができました。
Hα画像は、満足のいく枚数が得られていたので、なんとかSAO合成まで
仕上げておきたいと思い、3月初めに撮影をしました。
予定の3時間撮影前に、曇ってしまい、2時間だけでの撮影でしたが、
データが得られたので処理をしました。

今後の課題が多くの残っていますので、以下に記します。
① ばら星雲内部が、飽和に近く、透明感が失われています。
  これは、更にOⅢ画像を増やすとともに、L画像としている
  Hα画像を再処理する必要があります。
② ばら星雲周辺のガスの広がりが不明瞭。
  やはり、SⅡ画像の不足でしょう。
③ 画面左端の青色部分の広がりが途中で切れている。
  これは、写野を広くする必要があるので、
  次回は、更に焦点距離の短い望遠鏡に変更して写してみたいです。

この辺りでしょうか。
ともかく、本年はこれで、ばら星雲の撮影は終わりとします。



イメージ 1

撮影日: 2018年3月6日
FSQ85ED with RD 
QHY16200A (-25d)
Hα: 15分 x 12
SⅡ:  15分 x   4
OⅢ:  15分 x   4

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