西日本は梅雨入り、5月も終わろうとしています。
今月の一番の撮影対象であった、M16イーグル星雲の創造の柱、
下條村のいつもの場所に、3回遠征をして、ようやく仕上がってきました。
M16の中心部は、水素輝線が強いので、比較的短い撮影時間で
写りますが、酸素輝線、そして硫黄輝線はかなり弱いので、撮影時間を
長くすることを考えました。
そこで、1枚あたりHαを15分、OⅢを20分、SⅡを30分として撮影しました。
HαデータをL画像としていますが、最初8枚のデータで処理したところ、
画像が粗いために、さらに6枚を加えて14枚としました。
SⅡデータはR画像としていますが、写りが弱いので、こちらも6枚から
更に6枚を追加し、12枚としました。
その結果、創造の柱の下部から左のドラゴンヘッドまでの領域の写りが鮮やかになりました。
OⅢデータは、6枚ですが、新月期に撮影できたので、写りも良く、創造の柱周辺部の青色が
良く出てくれました。
画像処理は、SAO画像とA画像からASAO画像を仕上げています。
撮影日: 2018年5月4日、14日、24日
μ250CRS with RD
SX-814 (-20℃)
EM400 LodestarX2
Ha: 15m x14
SⅡ: 30m x 12
OⅢ: 20m x 6
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