9月の中旬に撮影したジャコビニ・チンナー彗星を、漸く処理しています。
今回は、平谷峠に遠征に行った時に撮影した画像を掲載します。
ぎょしゃ座の散光星雲に接近した時ですが、撮影の時期が遅く、
既にだいぶ星雲からは離れていましたが、それでもなんとか撮影ができました。
当日は、午後10時に着いて、星が見えていたのですが、
途端に曇りとなり、諦めムード。
しかし、午前3時前から快晴となり、オリオン座を見ながら
薄明開始までの約1時間、彗星を撮影することができました。
撮影機材は、手持ちの屈折で一番焦点距離の短い255mmの筒で撮影することに
していたため、彗星部分と星雲部分をそれぞれ撮影しました。
撮影が終わってみると、彗星と星雲のバランスがいまいちで、
苦労した割には、報われない結果となってしまいました。
それでも、夜明け前の素晴しい星空に出会え、
散開星団M37に接近した彗星も撮影できた良い遠征でした。
2018年9月11日 午前3時~
FC-60CB with RD
D810A ISO1600
180s x 6 x 2