2019年05月

お知らせいたします。
名古屋市博物館にて、第13回 昭和区平和美術展が5月29日(水)~6月2日(日)に開かれます。

数年前までは、天体写真を出展していたのですが、仕事の関係で
この期間空けることができずに遠のいておりました。
今年も無理な状況だったのですが、知人が作品を展示してくれることとなり
久しぶりに出展できるようになりました。

作品は2つで、馬頭星雲とペリカン星雲としました。
どちらも星ナビに入選したもので、私のお気にいりです。
この美術展は、絵画から手工芸まで種類が広く、そのため見に来られる人は天体写真について
詳しくない方が大半です。
そのような方々にとって、今回の天体写真がどのように受けとめられるのか
とても興味深いです。


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そろそろ春の銀河も終わりに近づいてきました。

先月から何度か撮影をしてきた、りゅう座のトリオ銀河ですが、漸く撮影データが揃いましたので
画像処理を行いました。
いつもの下條村で、4月にL画像だけは撮影できていたのですが、
5月に入ってから、RGB画像とHα画像の撮影となりました。

阿智村の高原でHα画像を撮影したのですが、風が強く、
その後撮影したRGB画像は使用できませんでした。

後日、再び下條村でRGB画像の撮影をしたのですが、透明度の良い空の下で雲の通過もなく、
ほぼ完璧な撮影ができました。

今回の件で、やはり長焦点は、山の上よりも平地のほうが風が弱く、気流も安定していて良い結果が得られることを再確認しました。

画像処理は、L画像にHα画像を加算しています。
RGB画像は撮影した各9枚、全てが使用できています。

写真右から、渦巻銀河 NGC5981、 楕円銀河 NGC5982、 棒渦巻銀河 NGC5985 となります。

これら、三つの銀河の違いが構造だけでなく、色の違いとしても分かります。


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2019年4月12日、 5月3日、5月7日
μ250CRS with RD
SX-814(-30T)
L: 600s x 21
RGB: 600s x 9 (2bin)
Hα: 300s x 12

星ナビ6月号が届いたのは、4月30日でしたが、本日、2日が発行・発売日ということですから、
令和に入って最初の星ナビギャラリー掲載となるのでしょうか。

さて、掲載されたのは、岩本彗星でした。
実は、NGC2467も送っていたのですが、こちらは採用されませんでした。
先月号で既に岩本彗星が掲載されていたので、採用されるならばNGC2467と思って
いたのですが、見事に予想は外れました。

しかし、今回、知人のK氏の岩本彗星と一緒に掲載となりましたので、結果的には
これで良かったと思っています。
コメントにも「絶妙」との言葉を加えて頂き、撮影、画像処理の苦労が報われた思いです。

NGC2467は、次回、再挑戦です。

投稿した写真を掲載します。

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