今年の夏は、ひたすらアンドロメダ銀河をHαフィルターにより撮影していました。
以前、アンドロメダ銀河の周囲にある水素輝線雲の写真を見て感動し、
いつかは、撮影したいと思っていました。

漸く、撮影できる機材が揃い、天気にも恵まれたので撮影を行ってみました。
ところが、実際に撮影してみると全く写りません。
月の光のある夜、1bin 30分で4枚撮影したのですが、輝線雲の存在する分かりませんでした。

そこで、新月の夜、それも標高1000mを越える高原において、2bin15分で8枚を撮影した結果、
漸くその存在が確認できました。
ナローなので、月の光があっても大丈夫と考えていたのですが、
この対象は、暗い夜空が必要であることを知りました。

そこで、更に 二晩かけて、ひたすらHαフィルターによる撮影を続けた結果、
その存在を捉えることができました。

写真は、上を北にしていますので、アンドロメダ銀河の東側に水素輝線雲が広がっているのが
分かります。

M31-A-35C-RD-2ps-si-ps2-vz-si-jp-ps

撮影日: 2019年 8月13日~

FSQ-85ED with RD
SX-46 (-20d)
Hα: 15min x 35