2020年01月

昨年、撮影した画像を漸く、仕上げてみました。
大きく、淡い超新星残骸のシメイズ147です。
2年ぶりの撮影となりましたが、今回は酸素輝線を
撮影して、AOO合成で処理してみました。
前回は、水素輝線とRGBの合成でしたので
それと比べると細部がしっかりと写り、カラフルとなっています。

今回は、初めて画像処理にPixInsightを使用してみました。
ステライメージで処理した画像をPixInsightに取り込んで処理したのですが、
やはり良い効果が出ています。 

S-147-A24D-A24O10O10D-pk_r-rgb-ps-2-si-ps-si-s



2019年11月29日 21時40分~
長野県阿智村にて撮影

FSQ85ED with RD
SX-46(-30d)
Hα:   900s x 24
OⅢ: 1200s x 10

昨年の年末に撮影したオリオン座の馬頭星雲です。
当日は、下條村に遠征をしたのですが、日中、強い風が吹いていたので、
安全を考えて短焦点で撮影をすることにしました。

現地に、着くと、やはり雲と風があり、心配でしたが、午後7時過ぎから雲は消え、
その後、風も時々吹く程度で、朝まで快晴、午前3時頃まで撮影ができました。

Hα、OⅢ、SⅡの順で撮影を行い、最後のSⅡの途中で、撮影対象が木に隠れて
しまい、予定していた枚数に達しなかったのが、残念でしたが、他は、ほぼ完璧な
撮影となりました。

画像処理は、以前撮影していた、Hαデータを加えて、SAO合成ですが、
L画像をHαとして、最終的にはLSAO合成として仕上げています。
この領域は明るい星が多いので、ゴーストが出やすいのですが、
今回もOⅢ画像にゴーストが出ており、弱める処理に苦労しました。

燃える木(NGC2024)と馬頭星雲とが色の違いがによって
識別できています。

BT-A24D-S10A24O12D-2-ps-nik-si-ps2-si-ps-ps2r


2019年12月27日 撮影
長野県下條村ひさわ
BORG71FL with RD (288mm)
SX-814(-30d)
Hα:   600s x 24
OⅢ: 600s x 12
SⅡ: 600s x 10 

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
昨年末から新年の本日、6日まで天気が良く、何度か遠征に行くことができました。
そのため、ブログのほうの更新ができない状況でした。
遠征と言っても、主に阿智の星見小屋なので、機材の運搬もなく、楽ですが。
全4日間で3日晴れという結果で、成果については、ぼちぼち掲載していきます。

ENZDeqrU0AU4MCl-2

さて、今回は、星ナビ2月号のギャラリートップ一面に掲載されましたので、
その報告をさせて頂きます。
胎児星雲は、以前、全体像を撮影していたので、今回は中央部を写し出した
のですが、そこが評価のポイントにもなったようです。
前々回に掲載された北アメリカ星雲と同じ機材、同じSAO合成処理でしたが、
こちらの方が暗い星雲のために、画像処理が難しかった印象があります。
また、3日間の撮影のなかで、2日は撮影時の夜空も良くなく、苦労しながらの撮影でしたので、
一面掲載には、苦労が報われた喜びがあります。

2017年にリング星雲M57がギャラリートップ掲載となり、今後はもうないだろうなと思っていたので、
正直、驚いています。
しかし、これで、満足しないで、更に上を目指して作品を造ることができるように
励んで行きたいと思っています。

星ナビに投稿した写真を掲載しました。

1848-HOSHINABI





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