2020年07月

7月は、梅雨の中、少しの晴れ間に期待して数回、撮影に出かけたネオワイズ彗星
でしたが、半分以上は雲のために撮影できず、残念な結果となりました。

それでも、2回ほど撮影できましたので、遠征記録として掲載しておきます。

① 岐阜県瑞浪市の小里川ダム  (7月16日) 
   初めての撮影場所で、星仲間3名で彗星が見えるのを待ちました。
   双眼鏡では見えず、午後8時近くに写真に写ってきました。
   その後、見えていたのは10分程度でしょうか。
   まだ、空の明るさが残っている状況で、雲の中に隠れてしまいました。
   しばらくは、雲の中から彗星のコマは写っていたのですが、
   それも写らなくなり、9時前に終了。

   DSC_0833si2-ps
     SIGMA 105mm  F1.4    NIKON D750

         6195-97-3C-D-ps-s
              BORG 71FL +7872     NIKON D810A

② 神奈川県大磯町 大磯港  (7月19日)
   当初は、山中湖パノラマ台展望台を目指して出発したのですが、
   高速を降りて、目指す地域をみると厚い雲の中。
   急遽、場所を変更して、さらに東、神奈川県の菜の花台展望台に向かうも
   そこも雲の中。
   結局、晴れている海岸で撮影することに決めて、行きついたところが
   駐車場のある大磯港でした。
   午後8時から9時まで彗星を撮影することができましたが、港のライトに照らされ、
   激しい光害の中、それでもイオンテイルはどうにか写っています。
   その後、帰りに、山中湖パノラマ台からの写真がSNSに上がっているのを見て、
   さらに、落ち込んで帰宅となりました。

    DSC_1011sipssis
      SIGMA 105mm  F1.4    NIKON D750

    59-68-10C-R_b-rgb-D_g-rgb-pss
     BORG 71FL +7872     NIKON D810A

 参考までに掲載します。
 名古屋市内で最初に撮影できたネオワイズ彗星 (7月14日)
 DSC_0775pss

  

7月に入って、本格的な梅雨の豪雨となっています。
今後の各地での災害発生が心配です。
さて、6月末、梅雨の晴れ間に撮影に行くことができました。
当日の予報では、午後8時から快晴のはずでしたが、10時を過ぎても
雲の通過が激しく、11時から漸く撮影ができました。
日中の仕事の疲れで、12時前には寝てしまい、起きたのが5時、
3時までの撮影は予定通り終了しており、ほっとしました。

今回は3年前に撮影したM27のデータにOⅢデータを加えるためのものでしたが
ほぼ予定していたデータを得ることができました。

処理方法は、HαとOⅢデータからそれぞれに処理を行い、特に、星雲周辺の淡い広がりを
炙り出してから、AOO合成しました。
星雲本体は、前回のLRGBデータを使用しています。
OⅢデータが加わると、あれい状星雲に翼が付いた様に見えます。

M27-RGB-AOO-HOSHINABI



撮影日  2018年6月28日
撮影地  阿智村星見小屋
μ250CRS with RD
SX-814 (-20℃)
Ha: 30m x 8、 OⅢ: 30m x 7
L: 10m x 6
R: 15m x 6
G: 15m x 5
B: 15m x 7
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