2020年10月
ウィザード星雲(NGC7380) 追加撮影処理
9月に撮影し、掲載していたウィザード星雲ですが、10月に追加撮影を行いました。
前回は、OⅢ撮影において雲の通過があり、良い画像ではなかったこと、
さらにSⅡ画像も加えてみたかったので、両方を撮影しました。
今回は、雲の通過もなく、順調に撮影できたと思っていたのですが、
湿度が高く、レンズが曇り始める寸前で、どうにか撮影を終えることができました。
画像処理は、SAO合成を行ってみましたが、星雲の色が期待した感じにはならなかったので、
SⅡとHαを加算したデータをSAとしてSAOO合成にて仕上げてみました。
OⅢデータが倍になったお蔭で、星雲内部の青色の領域を出すことが出来ています。
撮影日 2020年 10月12日
撮影地 長野県 栗矢天体観測所
FSQ-85ED with RD
SX-46 (-20d)
Hα 10min x 14
OⅢ 15min x 20
SⅡ 15min x 10
ALL 1bin
前回は、OⅢ撮影において雲の通過があり、良い画像ではなかったこと、
さらにSⅡ画像も加えてみたかったので、両方を撮影しました。
今回は、雲の通過もなく、順調に撮影できたと思っていたのですが、
湿度が高く、レンズが曇り始める寸前で、どうにか撮影を終えることができました。
画像処理は、SAO合成を行ってみましたが、星雲の色が期待した感じにはならなかったので、
SⅡとHαを加算したデータをSAとしてSAOO合成にて仕上げてみました。
OⅢデータが倍になったお蔭で、星雲内部の青色の領域を出すことが出来ています。
撮影日 2020年 10月12日
撮影地 長野県 栗矢天体観測所
FSQ-85ED with RD
SX-46 (-20d)
Hα 10min x 14
OⅢ 15min x 20
SⅡ 15min x 10
ALL 1bin
ARP273
ライオン星雲 Sh2-132
以前から撮影して見たいと思っていた、ケフェウス座の星雲Sh2-132を
先月、撮影することができました。
ライオン星雲と呼ばれる面白い形をした対象です。
初日は、中部地域で晴れている岐阜県西部に出かけました。
予報よりも遅く、午後11時過ぎに快晴となり、先ずはOⅢフィルター
により撮影を行いました。
後日、長野県の高原で、月の輝く中、Hαフィルターにて、
その後、月が沈みかけてからSⅡフィルターで撮影を行いました。
SAO合成にて処理していますが、ライオンのたてがみ辺りが黄緑色と
なり、色合いもライオンに似ています。
左の赤い星は、目の位置になるでしょうか。
尻尾も印象的です。
2020年9月21日、27日 撮影
岐阜県揖斐高原、 長野県あららぎ高原
BORG71FL with RD (288mm)
SX-814(-30d)
Hα: 900s x 12
OⅢ: 900s x 12
SⅡ: 900s x 13
先月、撮影することができました。
ライオン星雲と呼ばれる面白い形をした対象です。
初日は、中部地域で晴れている岐阜県西部に出かけました。
予報よりも遅く、午後11時過ぎに快晴となり、先ずはOⅢフィルター
により撮影を行いました。
後日、長野県の高原で、月の輝く中、Hαフィルターにて、
その後、月が沈みかけてからSⅡフィルターで撮影を行いました。
SAO合成にて処理していますが、ライオンのたてがみ辺りが黄緑色と
なり、色合いもライオンに似ています。
左の赤い星は、目の位置になるでしょうか。
尻尾も印象的です。
2020年9月21日、27日 撮影
岐阜県揖斐高原、 長野県あららぎ高原
BORG71FL with RD (288mm)
SX-814(-30d)
Hα: 900s x 12
OⅢ: 900s x 12
SⅡ: 900s x 13
星ナビ 2020年11月号 掲載
火星の接近が話題となっていますが、月刊星ナビ11月号のギャラリーに
M27 あれい状星雲を掲載して頂きましたので報告致します。
本星雲、3年前に、HαLRGBを撮影して、星ナビに投稿したのですが、採用されず、
いつかOⅢを加えて再投稿してみたいと思っていました。
その願いが漸く叶えられて、本年OⅢを撮影でき、
その写真が幸い、今回は採用されました。
実はM27は、4年前にも採用されていますので、2回目の掲載となります。
前回はAOO画像主体で、星雲の淡い外周部を捉えることはできましたが、
星雲本体が白飛びに近い状況でした。
そのことを考えて、今回は本体をLRGB画像としてみました。
そのために、コメントには「物理量の関係が切れてしまいますが」と
ありますが、私は切れるとまでは断言できないのではないかと考えています。
それは、ナローの場合は、特定の波長をとり出しているのですから、
星雲本体と周辺部の特定の波長の連続性は存在すると見るからです。
実際、AOO画像とLRGB画像を合成してみると、両者が良く繋がることに
驚いたほどです。
いずれにしろ、星雲本体とその外側とは異なる方法で画像処理したものを合成した
写真であることを知って頂き、鑑賞して頂ければ幸いです。
星ナビに投稿した写真を以下に掲載します。
M27 あれい状星雲を掲載して頂きましたので報告致します。
本星雲、3年前に、HαLRGBを撮影して、星ナビに投稿したのですが、採用されず、
いつかOⅢを加えて再投稿してみたいと思っていました。
その願いが漸く叶えられて、本年OⅢを撮影でき、
その写真が幸い、今回は採用されました。
実はM27は、4年前にも採用されていますので、2回目の掲載となります。
前回はAOO画像主体で、星雲の淡い外周部を捉えることはできましたが、
星雲本体が白飛びに近い状況でした。
そのことを考えて、今回は本体をLRGB画像としてみました。
そのために、コメントには「物理量の関係が切れてしまいますが」と
ありますが、私は切れるとまでは断言できないのではないかと考えています。
それは、ナローの場合は、特定の波長をとり出しているのですから、
星雲本体と周辺部の特定の波長の連続性は存在すると見るからです。
実際、AOO画像とLRGB画像を合成してみると、両者が良く繋がることに
驚いたほどです。
いずれにしろ、星雲本体とその外側とは異なる方法で画像処理したものを合成した
写真であることを知って頂き、鑑賞して頂ければ幸いです。
星ナビに投稿した写真を以下に掲載します。