2022年10月

ふたご座のメデューサ星雲に似ているカシオペヤ座の惑星状星雲を撮影しました。
大変に良い天候に恵まれて、連続二晩で撮影しています。
2020年にもこの星雲は撮影したのですが、今回はさらに星雲部分を詳細に捉える目的で、
長焦点の鏡筒を使っています。

初日はHαフィルターで薄明まで、二日目はOⅢフィルターで同じく薄明まで撮影する
ことが出来ました。
処理はAOO合成ですが、輝度画像はHα画像を使用しています。
非対称の惑星状星雲で、最も明るい部分のみに酸素輝線が分布していて、
これが星雲全体に酸素輝線が分布しているメデューサ星雲との大きな違いとなっています。

188-A10D-A10O10O10-RD3_b-rgb-ps2-si-ps2


撮影日: 2022年10月19日、20日
μ250CRS with RD
SX-814 (-20d)
Hα:  1800 x 10
OⅢ: 1800 x 10




先に掲載したクワガタ星雲ですが、星像に不満があったので
追加撮影を考えていました。
10月も後半になって漸くその機会がやってきました。
当日は、空一面雲なしで、文句なしの条件下。
今年最高の天気と思えました。

R・G・Bフィルターによる撮影を2時間程度行いましたが
全くトラブルもなく全て順調。

先に、SAO合成画像が仕上がっていましたので、
今回のRGB画像を使用して比較明合成により星の部分を置き換えています。

これによって、星像だけでなく、星の色も良くなりました。
これまでは、SAO合成の画像だけを使用して作品化していましたが、
今後は、RGB画像も加えることができればと思っています。
問題は、撮影時間が長くなることですが。


7510-A-SAO-2-ps-si-nik-si-ps-si-ps-si-ps-si-6-ps-si-RGB2

撮影日 2022年10月19日
長野県阿智村浪合
ε-160ED
SX-814(-20d)
RGB:各300s x 8 

先週、月曜日(10日)夕焼けが綺麗であることに気づき、連日、眺めていました。
特に、夕日に照らされた雲の赤色が美しく、名古屋市内の丘に行って撮影をしました。
秋に良く見られるうろこ雲が夕日に照らされて、空一面真赤になっていたのには
驚きました。

それから、雲が全く無い時の夕焼け空がどのように見えるのか、その時を期待していたのですが、
幸いにも翌日に見ることができました。

DSC_3086-ps

撮影日: 2022/10/14  17:31
NIKON D750      66mm
f/10   1/125   ISO 1600


DSC_3200ps

撮影日:2022/10/15 17:44
NIKON D750     24mm
f/3.5  1/160  ISO 3200



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