2023年01月

昨年10月に撮影をしたベアクロウ星雲 Sh2-200 を月刊星ナビ2月号の
ギャラリーに掲載して頂きました。
大変に淡い惑星状星雲のために難物とされていますが、暗い夜空の下、
10時間越えの撮影でどうにか作品とすることができた星雲です。

投稿においては、この星雲の名前を「ベアクロウ星雲」としました。
理由は、名前で呼ばれることが少ない星雲であることと、
ベアクロウ(熊の爪)の名前がとても気に入っているからです。
日本語で「熊の爪星雲」と呼んでも良いのではないかと思います。
ともかく、その名前が誌面に掲載されて一安心です。

それでは投稿した写真を掲載します。

Sh2-200 hoshinabi



新年に入り、最初の撮影をすることができました。
肉眼彗星になると期待されているZTF彗星です。
撮影地は今回初めて、阿智の星見小屋上の高台としました。
これで、彗星を狙いながら、星雲の撮影も同時に行うことができます。

午前3時過ぎに撮影を開始したのですが、雲に覆われてしまい、
諦めていたのですが、4時過ぎから快晴となり、薄明まで撮影
行うことができました。
途中、撮影トラブルもあり、20分間程度の撮影画像を処理しています。
彗星の移動速度が遅いので、恒星基準による画像を掲載します。

双眼鏡では、かんむり座の左側に淡く広がった様子で見えていました。

9311-7C-D-OS-ps-bm-si-ps-zv2s

撮影日: 2023年1月3日 5時24分~
TOA130NS with RD
D810A  (ASA3200) 
180s x 7
FX フォーマットにて撮影、トレミング有

明けましておめでとうございます。
新年の初日、夕方になって、画像処理の時間がとれたので、
昨年末に撮影していたプレアデス星団を処理してみました。
新機材、SHARPSTAR 94EDPH を入手したので、テストがてら
撮影した対象です。

当日は、透明度の良い夜空で、特に夜半過ぎからのオリオン座の
星の輝きは素晴らしいものでした。
撮影は40枚ほどしたのですが、前半は光害の影響があったので
はじめの10枚を捨てて、30枚で処理しました。

フラット画像は、久しぶりでスカイフラットを撮影しています。

94EDPHを使用しての感想ですが、周辺の星像は良く、明るい星には
おかしな光条はでず、期待できそうな鏡筒です。

9066-30CR-D-ps-nik-si

撮影日 2022年12月20日   22時26分~
94EDPH with RD  (F4.4)
D810A  (ASA1600)  DX フォーマットで撮影
240s x 30


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