2023年08月

今話題の西村彗星、撮影したいと思っていますが、天候が悪く
このままでは、一度も見ることができないで終わりそうです。

仕事が充実していてそれはそれで良いことですが、遠征に行けないのは困ったものです。
そんな中、本日、RAT66号が届きました。
テーマは「酒」で聖書からは沢山の酒に関する記事があるのですが、
天体となると思い浮かぶものが直ぐに見つかりませんでした。
そこで、あれこと調べていくうちに、8年前に地球に接近したラブジョイ彗星
からアルコールが放出されていた記事を見つけました。
幸い、ラブジョイ彗星は沢山、撮影できたいたので、お気に入りの作品を掲載する
ことにしました。
ラブジョイ彗星の尾がプレアデス星団まで伸びている写真です。

次回のRATのテーマは「アプローチ」、日本語では接近、研究方法、手法などでしょうか。
これは手強そうなテーマ、じっくりと考えてみます。

RAT66-LOVEJOY




厳しい暑さの中で8月に入っていますが、漸く遠征に行くことができました。
4月に点検に出していたイプシロン鏡筒も戻ってきたので、
昨年撮影をして完成に至っていなかった、らせん星雲を狙いました。
今年は土星とみなみのうおのフォーマルハウトの中間に本星雲が位置しているので
検討を付けやすい状況となっています。

夜半過ぎから月が昇ってくる状況でしたので、最初にOⅢフィルターを使用して撮影し、
その後、Hαフィルターで撮影をしました。
幸い、雲の通過もなく、予定していた撮影枚数を得ることができました。

画像処理は、昨年撮影したHαデータを加えて、AOO処理にて行いました。
星雲中央部分が潰れないようにしながら、淡い周辺ガスの広がりを出すことに
苦労しています。
星雲の眉と呼ばれている部分よりもさらに外側に広がる淡い部分をどうにか
捉えることができて安堵しています。

RS-A20-A20O12O12-2psniksips

撮影日: 2022年9月26日、2023年8月10日
撮影場所: 阿智村浪合
ε-160ED 
SX-814(-20d)
Ha: 900s x 10, 600s x 10
OⅢ: 600s x 12


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