2024年04月

4月はあと少し、気が付けば、春の大型連休に入っていました。
その様な中で、雑誌RATが届きました。
今回のテーマは、私が決めたもので、表紙も担当することになりました。
星空の聖地と呼ばれるようになった阿智村で、昨年末撮影したオリオン座中心付近の
写真を表紙に掲載しています。

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また、裏表紙は、かに座の惑星状星雲 Abell31としました。
どちらの写真も納得の作品なので、多くの方に見て頂きたいと思います。

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 次回のRATのテーマは「夜」です。
 夜からは、直ぐに夜空の星が出てきますが、聖書からは夜がどのように扱われているのか
 じっくりと考えてみます。

球状星団の撮影を続けています。
もやがあって、低空は星が良く見えない状況であったので、
天頂に近い、ヘラクレス座M13を撮影しました。
もやのために、透明度が良くなく、星の輝きも弱い感じでしたが、
風もなく、予定していた4時間弱の撮影を行うことができました。

TOA望遠鏡により、星団内の星が見事に解像されています。
これで、透明度が良かったならば言うことはないのですが、
今回は、この辺りで納得しておきます。

M13-SI

撮影日  2024年4月14日 23時55分~
撮影地  長野県阿智村浪合
TOA130NS with 35FL (980mm)
D810A   ISO2000
DX-format
240s x 56



4月に入り、遠征して球状星団をじっくりと撮影しています。
一番人気のヘラクレス座M13は、南中時刻が午前と早いので
先ずは、へび座のM5を撮影することにしました。
遠征当日は、大雨の直後で、湿度が高く、薄雲の通過もありましたが、
大気の透明度は良く、良好な画像を得ることができました。
画像処理は、これまでBXTをノンリニアフェーズにおいて行っていたのですが、
リニアフェーズにおいて行った方が、良い結果となることが分かりました。
従って、リニアフェーズでは、DBE, PCC, BXT, MLT までを順に行っています。

M5-Si-ps-GC

撮影日 2024年4月9日 23時01分~
撮影地 長野県阿智村浪合
Orion 250mm with paracorr2 (1150mm)
D810A ISO2000
180s x 57
DX-format


久しぶりで星ナビ・ギャラリーに掲載して頂きました。
画像処理をこれまでのStellaImage からPixInsightに変更して
使い慣れるのに数か月かかりましたが、漸く投稿できた作品を
こうして雑誌で見ることができて安堵しています。

LeoⅠ銀河の細部が良く写っていたことが掲載の理由であったようですが、
屈折望遠鏡TOAの星像の良さを新たに認識しました。
さらに、レグルスからの光の影響も小さく抑えることができました。

今後は、このシステムで、球状星団をじっくり撮影していきたいと考えています。

投稿した画像を掲載します。

LEO_I_STF_HT_ABE_ABE-CC-HT-DC-NXT-HT-CS-mask-HT-ps-si








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