2024年06月

日本列島、本格的な梅雨のシーズンに入っています。
大雨による災害が各地で起きないことを願います。
さて、RAT-71が先週末届きました。
テーマが「夜」ということで、月や星をもってきてもよかったのですが
すでにテーマとして取り上げられていますので、夜の鳥とりとして
ふくろうを選びました。
天体写真においては、ふくろう星雲が有名であり、わたしも何度も撮影を
しているほどのお気に入りの星雲の一つです。
なんと言ってもふくろう星雲の外殻の存在は驚きであり、
魅力的でありますから、それを撮影した写真を掲載しました。

聖書からは嘆きの鳥であるふくろうが、神を賛美するふくろうに変えられる
ところに注目して、神から遣わされた救い主イエスの働きについて
書いています。

RAT-71-M97


次回 RATのテーマはカレーです。
カレーからはカレーライス、インド料理、などが思い浮かびますが、
聖書との関係では、やはり香辛料ではないかと考えています。
その場合天体写真はどうなるのか、あれこれ考えてみるのも楽しみです。

6月の新月期は、なんとか一度だけ、遠征に行くことができました。
夜半頃から晴れてくるとの予報でしたが、この機会を逃すと今月の
撮影はできない状況だったので、思い切って出発。
現地に着いて、待つこと3時間あまり、予報通り北から晴れてきて、
どうにか南の低空まで星が良く見える状況となり、撮影開始。

いて座からみなみのかんむり座に位置する球状星団NGC6723と
その南にある散光星雲IC4812を撮影しました。

撮影は2時間を超えて行うことができたのですが、
最後の部分は低空の明かりの影響を受けていたので、
それらを除いて処理しています。

NGC6723-IC4812

撮影時刻 2024年6月14日 午前0時41分~
撮影場所 長野県阿智村浪合
TOA130NS with TOA-35RD0.7x
D810A ISO2000
FX-format 相当にトレミング
180s x 37 


さそり座の散光星雲、NGC6357を先月撮影しました。
昨年、その南にある同じく散光星雲NGC6334を撮影していたので、
今年は、この星雲ということで狙っていました。
一回の撮影では、十分なSAO画像を撮影できないので、
さらにもう一度撮影する機会を待っていましたが、
なかなか訪れてくれませんでした。

そうこうしているうちに、撮影したことを忘れてしまい
幻の作品となっては悲しいので、
AOO画像として処理したものを掲載することにしました。

彼岸花星雲という名前から、 赤一色の作品も良いかもしれません。
星雲の全体が東西に広がっていることから横構図とすることが多いのですが、
今回は縦構図としてみましたが、これもありのようです。
NGC6357



撮影日 2024年5月9日
長野県阿智村浪合
95EDPH with F4.4 Reducer
SX-814(-30d)
Ha: 600s x 10
OⅢ: 600s x 8

先月、本ブログに掲載していたさそり座の球状星団と星雲ですが、
画像処理を最初からやり直してみました。
先ずは、ライトフレームを見直し、幾つかの画像を削除、追加して80枚としました。
これまでNXTはノンリニアフェーズで使用していましたが、前処理のリニアフェーズで
使用しました。
従って、リニアフェーズでは、DYCL-DBE-PCC-BXT-MLT-NXTの順で処理しました。

ノンリニアフェーズでのHDRMTの後にLHEを使用すると画像が粗くなるので、
LHEの使用を控えました。
星団と星雲はマスク処理で色彩を強めています。

Photoshop において、HDR処理により、淡い青色の星雲の部分、
特にさそり座のσ星周囲の反射星雲を浮かび上がらせることが
できました。

M4-Sh2-9_g-rgb-fst-maskjp




最近は、星見に行くことができないような状況になっていましたが、
星ナビのギャラリーに掲載となり元気が与えられました。
今回のギャラリーは春の相互作用銀河でまとめたということで、
アンテナ銀河を加えて頂きました。
撮影地の夜空の良さのお陰で、銀河細部まで写し出すことができ、
それが評価されたようです。

残念なのは、印刷においてバックが赤っぽくなってしまったことです。
印刷してしばらく時間が経つと赤くなることに投函後に気づきました。
しばらくその原因が分からなかったのですが、
インクタンクを交換することで、非純正インクの使用にあったことが分かりました。
今後は、プリンター使用においても十分に注意することにします。

投稿した写真を掲載します。

NGC4038_LRGBs

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