2025年09月

コンサートのお知らせを致します。
10月3日(金) 長野県阿智村の南信州チャペルにおいて
ジュスカ・グランペールによる「希望の星」コンサートが開催されます。

昨年、同チャペルにおいてジュスカさんのコンサートが行われた時、
星の話で盛り上がり、星のコンサートをしようとの企画が生まれ、
この度、実現されることとなりました。

私が星の写真と話を担当します。
今まで撮影してきた天体写真を用いて、秋の星空と星の一生について話します。
まだ、席に余裕がありますので、興味ある方はご参加下さいますようお願い致します。


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漸く、秋らしい涼しさとなってきました。
夏の終わりから、さんかく座の渦巻銀河を撮影していたのですが、
天気の方が相変わらず安定せず、何度か遠征して漸く仕上げることができました。
M33は、腕の広がりを含めた銀河全体に対しては何度か撮影しているので、今回は、銀河本体を詳細に写し出すことを目的としました。

最も大きなHⅡ領域であるNGC604はもちろんのこと、大小様々なHⅡ領域が腕の周辺に点在して
いることに驚かされます。
さらに、変化に富んだ構造もあって興味深い銀河の領域であることに気づかされました。


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撮影日時:2025年8月31日、9月18日、23日
撮影場所:長野県阿智村浪合、伍和

Orion 250mm with paracor2
SX-814(-20d) 
L:240s x 61 (1bin)
R:180s x 20, G:180s x 9, B:180s x 30(2bin)
PixInsight, Photoshop2025, StellaImage9





9月8日の月食の続きとなります。
皆既月食の間、月食の連続写真の他に、星空を沢山撮影していました。
その中の一枚を掲載します。
漁港の明かりに照らされた山の上に月と輝く星で四辺形が見えていました。
西に月、北に土星、東にディフダ、南にフォーマルハウトです。
ソフトフィルターの効果で四辺形が強調されて写し出されました。


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撮影日時 2025年9月8日 3時12分
AF-S NIKKOR 28mm 1.8G  (F3.2)
Kenko PRO1D PROSOFTON-A(W)
ニコン D810A
ISO3200  15秒露光  1枚
Photoshop2025  PixInsight




皆既月食の日、中部地方の天気予報は、岐阜、長野、愛知県は雲が多め、
そこで、三重県か静岡県を考え、西の低空が暗い三重県としました。
三重県の紀北町に到着したのは、午後10時頃、最初の候補地は木々が邪魔をしていたので
次の候補地の展望台に向かいました。
良い場所ですが、駐車場から5分ほど登りを歩かなくてはなりません。
3往復して、機材を上げることができました。

月食の連続撮影と皆既中の星景用の2台体制とし、
午前1時頃から5時頃までの撮影でしたが、快晴の下で行うことができました。

先ずは、月食経過の連続写真です。
初めての場所で、それも夜に到着したので構図を決めるのに悩みましたが、
幸い、西側に熊野街道を見ることのできる地点に設置することができました。
撮影間隔は5分として、撮影時の露出設定は 1/1000秒から1秒としています。

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撮影日時 2025年9月8日 1時20分~4時58分
撮影地  三重県紀北町
AF-S NIKKOR 14-25mm f2.8G ED (20mm f4.0)
ニコン D750 
星空: ISO400     F4.0 1/1000秒~1秒露光 (比較明合成)
地上: ISO3200   F2.8 15秒露光 (3時52分撮影)
Photoshop2025   PixInsight




昨晩未明の皆既月食は、遠征の地でその全過程を観察することが
できましたので、後ほど報告するとして、今回は、雑誌星ナビの
ギャラリーに掲載された写真とします。

星ナビギャラリーには今回は3作品を応募していたのですが、
その中でパックマン星雲の掲載となりました。
他の2作品は、らせん状星雲とバーナード銀河で掲載は
この2つのどれかと思っていましたので予想とは違う結果でした。
選者のコメントから、SAO疑似カラーの作品が目に留まったように思われます。

パックマン星雲は、これまでAOO合成の作品を応募していましたが、
掲載には至っていなかったので、これでどうにか結果を残すことができたとの思いです。

応募して掲載された作品です。

NGC281-25-JP





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