カテゴリ: 星雲・銀河

7月は南米ブラジルの高原にて南半球の星空を眺めることができました。
帰国後、その時に撮影した写真を処理しているのですが、撮影枚数が多く未だに
その途中にあります。
そこで、8月に撮影した星雲の写真を掲載します。

こぎつね座の淡い散光星雲NGC6820 とそれに包まれた散開星団NGC6823です。
この対象は、ガスと塵からなる暗黒部分が柱のように見え、散光星雲M16の創造の柱を
連想させてくれます。

撮影は、一晩で行うことにしました。
気温が高く、夜中でも20度を超えていたので、冷却カメラは終始フルパワーとなりました。
画像処理はSAO合成にて行っています。


S16A14O16_CC_ABE_BXT_NXT_HT_HT_STARLESS_NBNZ_STAR_L_NXT_CT_PS_SI

撮影日時 2026年8月6日 20時32分~
撮影場所 長野県阿智村 星見小屋
Orion 250mm  Newtonian with Paracorr 2 
SX-814 (-20d)
Hα: 420sx14
SⅡ: 420s x 16
OⅢ: 420s x 16
EM-400 Temma2 Lodestar x2
PixInsight1.9.3   Photoshop2025  StellaImage9





春の銀河の代表と言えるりょうけん座の渦巻銀河M51を数年に亘り
撮影してきましたので、 それらの撮影データをもとに総仕上げをしてみました。
本年のMewlone250CRSを使用した画像では、銀河本体は精密に写し出すことが
できたのですが、銀河周辺のハローの広がりを捉えることができていませんでした。
そこで、6年前に撮影したOrion250 Newtonianの画像を使用することにしました。
銀河とその周辺はOrionによるデータを、銀河本体はMewloneによるデータを用いて
作品として仕上げました。
使用カメラはどれもStarlight Xpress のSX-814なので、両画像の色調に大きな違いがなく
合成をスムーズに行うことができました。


M51_LARGB_LRGB_PSjp

5月に入り、系外銀河の撮影対象としてNGC5033を選びました。
もう10年以上も前のこととなりますが、この銀河を撮影したことを覚えています。
良い夜空の日でしたが、撮影画像を見るとピントが少しずれているようで、
結局、作品として残すことができませんでした。
いつかは再チャレンジしたいと思っていたのですが、漸くその時を迎えることとなりました。

初日にL画像を撮影したのですが、ガイドエラーが生じてしまい、1時間程度の撮影データが
使えなくなり、少しショックでした。
二度目は、RGB画像を撮影しましたが、こちらは予定通りの撮影を行いことができました。

この銀河は非常に明るい核と比較的薄暗い腕からなります。
そのため、画像処理は核の明るさを抑えながら、腕の部分を炙り出すこととなりました。

NGC5033_L32RGB_MS_LHE_CS_CT_UM_NXT_PS_SI_PS_JP

撮影日時 2026年5月10日、17日
撮影場所 長野県阿智村伍和 星見小屋
Mewlon250CRS with RD CR0.73X
SX-814 (-20d)
L: 300s x 36
R: 300s x 20,  G: 300s x 14,  B:300s x 17
EM-400 Temma2  Lodestar x2




4月に入り、銀河の撮影を続けていましたが、パンスターズ彗星も気になり
久しぶりで星見小屋から出て遠征もしました。
今回は、子持ち銀河として知られているM51を撮影したので、それについての掲載です。
撮影は初日に月が昇るまでL画像、その後Ha画像を撮影しました。
二晩目は、RGB画像を撮影しましたが、両日とも全く雲の通過はなく、
風も弱く、安定した天気の中でした。

画像処理は、R画像にHa画像を加えて、RGB合成をしています。
そしてLRGB合成をして仕上げました。

銀河本体のNGC5194とその伴銀河であるNGC5195の内部構造、
星形成領域、外側のハローの広がりが良く分かります。
特に、星形成領域はHa画像により明瞭となっています。


M51_L_ARGB_DC_HDRM7_LHE_DC_CS_CC_UM_NXT_GC_PS_SI_PS_SI_JP1


撮影日時: 2026年4月8日、4月16日
撮影場所: 長野県阿智村伍和 星見小屋
Mewlon250CRS with RD CR0.73x
SX-814(-30d)
L:300s x 50
Ha: 600s x 12, R:300s x 28, G:300s x13, B:300s x27 (2bin)
EM-400 Temma2,  Lodestar X2





この銀河も、名前は知っていたのですが、ゆがんだ形がさほど興味を引かず
これまで撮影をしていなかった対象です。
今回、二つの矮小銀河(写真上のNGC4485とまゆ銀河NGC4490)の相互作用によって
銀河内部で生じている星形成に興味が湧いたので撮影することにしました。
尚、この銀河ペアはArp269と呼ばれています。

最初の晩にL画像を撮影し、二晩目にL画像の撮り増しとRGB画像としました。
二晩目の方が空の状態が悪く、L画像の写りが良くなかったので、
結局L画像は初日のものだけとしました。

銀河NGC4490の内部において星形成領域が赤い色で顕著に写っていますが、
NGC4485銀河内部の星形成領域は右下に僅かに分かる程度です。


NGC4490_L30RGB_CC_CT_UM_NST_DP_PS2


撮影日時: 2026年3月18日、3月24日
撮影場所: 長野県阿智村伍和 星見小屋
Mewlon250CRS with RD CR0.73X
SX-814(-30d)
L: 300s x 30
R:300s x 18, G:300s x 12, B:300s x 18 (2bin)
EM-400 Temma2  Lodestar X2





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