カテゴリ: 彗星

10月に入ってから、話題となっているレモン彗星を撮影に出かけることができました。
当日まで撮影場所が決まらずに悩んでいたのですが、久しぶりで木曽に行くことにしました。
木曽に行くにしても、木曽のどこが良いのか、幾つかの候補の中から選んだ場所がキビオ峠展望台でした。
午後4時頃に到着すると、すでに展望台付近には数名の方が車を止めて撮影準備中。
そこで、駐車場に車を置いてから展望台に通じる小道の脇に、機材を設置しました。

固定撮影と追尾撮影の2台体制として彗星が現れるのを待ちました。
昨年の紫金山・アトラス彗星の見え方が強烈だったので、双眼鏡でレモン彗星が
見えた時にはその小ささに気落ちしてしまいました。

それでも、撮影を開始すると、予想を超えた長い尾に彗星らしさを感じることができました。
彗星の高度が高かったので、固定撮影で御岳山を入れて撮影をするには、
少し時間帯が遅くなったようです。


Lemmom1_PS2_SI

撮影日時: 2025年10月23日 19時4分~
シグマ105mm  F2.0
D750 ISO4000
4s x 10
Photoshop2025, Sequator


Lemmon_5394_9C_RAT_S

撮影日時: 2025年10月23日 18時42分~
SHARPSTAR 94EDPH with RD, F4.4   413mm
D810A   ISO1600
60s x 9
EM11 Temma 2
PixInsight, Photoshop2025











新年に入って、アトラス彗星のことが話題となっています。
昨年秋に追いかけた紫金山・アトラスス彗星のこともあって、あまり関心がなかったのですが、
夕方、0等星前後で見えるとの予測で撮影に出かけることにしました。
当日は、長野で仕事があったので、それが終わると近くの小高い公園に向かいました。

星友のNさんと一緒に撮影準備に入ったのですが、風が強く、西の低空には雲が存在。
そんな中で、Nさんが双眼鏡で彗星が見えたことを教えてくれました。
その方向に向かって多数、撮影を繰り返すも、まったく画像では確認ができません。
さらに風が強くなったので、写っていることを信じて、逃げるようにして公園を去りました。

帰宅後、画像を拡大してみると、やなり写っていました。
これまでに、多くの彗星を撮影してきましたが、現地において撮影画像から彗星が確認できなかった
のは初めてのことでした。
それだけ、小さく淡い彗星でしたが、それでも画像から彗星の核と尾が確認できたことで満足です。

DSC_4560ps2si

撮影時刻 2025年1月16日 17時25分
撮影場所 長野県豊丘村
BORG 71FL + 7872 (F: 4.1,  288mm)
D810A (ISO 800)   1/200

DSC_4560ps2Tjp


先月21日に撮影した、紫金山・アトラス彗星、画像処理が未完成のままであったのですが、
どうにか処理を終えて、掲載できる状況になりました。
この日は、天の川と彗星のコラボを期待して、しらびそ高原に行きました。
これまでの撮影地であった土捨て場は、工事中で入れなかったので、
近くの僅かに空いた場所で撮影を行いました。

到着した時は快晴で、期待をしていたのですが、あっという間に雲に覆われてしまい、
彗星が見え始める午後6時頃は星が全く見えない状態でした。
しかし、6時半頃から雲が去り、彗星と天の川が見えてきて感動しました。

2台体制で撮影をしたのですが、広角レンズの撮影に気を取られて、望遠鏡での
撮影に木の枝が掛かるというミスをしてしまいました。
そのために、最初の10分間の画像が使えなかったのですが、後半は良好な
画像を得ることができ、安堵しました。

しかし、その後、再び雲に覆われてしまい、7時半過ぎに撮影は終了となりました。


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 撮影時刻 10月21日 18時42分~
AF-S NIKKOR 14-24mm   24mm  F2.8
D750 ISO1600
15s x 12
Photoshop2024  Sequator  StellaImage9

C-2023A3-2

撮影時刻 10月21日 18時56分~
FS-60CB  with RDC0.72   255mm  F4.2
D810A  ISO1600
30s x 15
EM-11 TEMMA2Z   オートガイドなし
PixInsight  Photoshop2024  StellaImage9




先月末から、撮影を続けています、紫金山・アトラス彗星ですが、
漸く、暗い空において現れるようになってきましたので、遠征を行いました。
当日は、午後まで仕事があったので、終了後直ちに、長野方面に向かって
出発をしました。
天気予報では、長野の北に行くほど晴れている可能性が高いのですが、
時間がなく遠くまではいけないので、伊那谷の陣馬形山としました。
始めての遠征地であり、しかも到着は暗闇の中とあって、広い駐車場に
着いたものの山頂まで登っていくことを諦めました。

風もあり、雲に覆われ、既に彗星の見える時間になっていたので、
その駐車場の隅に機材を設定することができました。

薄明終わりの6時半を過ぎても雲は去らず、いまかいまかと待っていると
徐々に雲が去り、星が見えてきました。
幸い北極星も見えて、極軸合わせもでき、月が昇るころから撮影ができました。
35mmのカメラレンズで固定撮影、105mmのカメラレンズは赤道儀により
追尾撮影としました。
彗星は月の明かりのために、肉眼では見えませんでした。
彗星を撮影できている間も、終始薄雲の通過があり、その影響が写真に
出ています。

JINBA2ps

月明かりに照らされた中央アルプスと紫金山・アトラス彗星

撮影時刻 10月20日 午後7時7分~
SAMYANG 35mm F2.8
D750  ISO1600
10s x 10
NXStudio Sequator Photoshop2024



SA_15CFL_r_rgb_ABE-pssi

球状星団M12(左端)に接近した紫金山・アトラス彗星彗星

撮影時刻  10月20日 午後6時59分~
SIGMA105mm F2.8
D810A ISO1600
20s x 15 
EM-11TEMMA2   
StellaImage9, Photoshop2024
トレミング有

伊吹山に彗星撮影に行った翌日、仕事で長野に行きました。
その帰り、西の空には雲が出ていたのですが、平谷高原に立ち寄ってみました。
すでに、数台の車が駐車しており、彗星狙いの三脚も立ち並んでいましたが、
偶然にも星友と出会い、その列の端に入れて頂きました。

夕日が沈んだ頃は、青空も広がり期待できたのですが、だんだんと黒い雲に覆われてしまい、
金星も見えない状態となりました。
午後6時を過ぎたので、諦めて帰ろうかと考えていたのですが、突然 金星が見えはじめ、
彗星がいる付近の雲も抜けてきたので、撮影を始めてみると彗星の尾が写りました。
それから、肉眼で彗星を見ることもできました。
昨日よりも彗星の尾が長くなっていることを予想して、撮影は85mmレンズとしたのですが、
長く伸びた尾は、縦構図の画角(28度)の半分近くに達しそうでした。

生憎、彗星の尾の一部が雲に隠れてしまっていましたが、それも風情があって良い感じとなっています。



TAKAMINEps2si

撮影時刻 10月14日 午後6時32分
SAMYANG 85mm F2.8
D750  ISO800
2S x 10
NXStudio  Sequator Photoshop2024

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